カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

カナダ生活開始

さて、貯金の底が見えそうな中で、会社に引っ越し費用を出してもらい、カナダのカルガリーに意気揚々とやってきました。

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カルガリーダウンタウン。カッコいいでしょ。田舎じゃないよ)

 

(カナダで始めて住んだコンド。これがリビングとキッチン。他に2ベッドローム

 

最初はどの地域に住んでいいのか分からないので、ダウンタウンにある2 ベッドルームのコンドを$1,100で借りました。広さは100平米で夫婦2人で暮らすにはとても広々してました。今思えばキッチンの質感はチープですが、当時イギリスのボロボロの狭いアパートで$1,300払っていたので天国に見えました。日本から引っ越してきて良かったなーと自分の決断と行動に確信を持ちました。

 

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(私の職場のあったBankers Hall)

 

 

オフィスまで歩いて15分、電車に乗るとDoor to Doorで早くて5分で着くところです。最初はまず何をおいても2年ぶりにお給料を貰えるのがとても有難かったです。一方、時間がありすぎて困りました。朝8時半に家を出て、夕方5時15分には家につくので、その後何をしてよいのか分かりませんでした。日本にいる時は平日は仕事だけというのが当然でしたが、平日でも仕事とプライベートの2つの生活を持つことが出来ました。早速テニスクラブを紹介してもらい、そこのメンバーになりました。テニスは火曜日と土曜日の週2回。これで少し午後の時間が埋まりました。

 

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(私がメンバーだったテニスクラブ。これと同じビルがもう一つ。広いので、基本シングルスしかしません)

 

仕事は主に2つことをやりました。オイル上流権益に投資をする仕事とカナダの石炭を日本の電力会社に輸出する仕事です。前者が将来のキャッシュフローを得ること、後者が今現在の食い扶持を確保するという感じです。

 

以前書きましたが、カナダは世界で4番目の産油国です。1位米国、2位サウジ、3位がロシアで4位がカナダ。そんなことさえ知りませんでした。オイル会社のAnnual reportなどを見てどんな資産を持っているのか、財務状況はどうなのかを調べ、実際にオイル会社に会いに行って売却意向があるかを確認し、日本の本社に報告。本社がそのプロジェクトをTake upするとの決断が下れば、カルガリー投資銀行や埋蔵量評価の会社を雇い、技術面、ファイナンス面の資産評価を置かない、Bidを出すという仕事です。

 

これまでを振り返ると、日系メーカーは私には余りにも刺激がなかった。戦略コンサルは遣り甲斐はとてもあるが、精神的にも肉体的にも過労で死にそうになった。ここの商社では、刺激しあえる仲間と数千億のビジネスを作り上げる希望を持ちながら、これまで私が得た仕事で一番バランスよく楽しむことが出来た環境でした。また、一緒に働いた日本本社の同僚は能力的にも性格的にもとても魅力的な方が多く、今まで働いた職場で一番気持ちよく、そして自分の居場所と思える職場でした。戦略コンサルやMBAのスキルもかなり活かせる職場でもありました。

 

シアトルで見たアマゾンやマイクロソフトで働いている人たちの生活に近づけたライフスタイルになってきました。

 

次回はカルガリーの家探し