カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

外資の会議の進め方

今日は私のいる部門の四半期リーダー会議です。Western Canada全土からマネージャー以上がカルガリー本社に集まってきます。私の部門は他部門と合併したので、200人以上が出席する大規模な会議となりました。今回の会議の目的は、新しい組織の紹介とその戦略を他チームに紹介、議論することです。

 

カナダの会社の会議の特徴を3つご紹介します。

  1. 時間厳守。日本の会社の方は意外に思われるかもしれませんが、カナダのそこそこのレベルの会社となると時間にはとても厳しいです。特に終わる時間。それぞれのプレゼンの開始時間厳守は当然ですが、終わる時間も厳しく管理されてます。プレゼン終了2分前になると、サイレンのようなものがなり、モニターにストップウォッチが表示され、ストップウォッチがゼロを指すと、強制的にマイクが消されます。私が以前関わった日系企業は始まりは時間厳守でしたが、終了時間はズルズルが多かったように思います。
  2. プレゼン5割、ディスカッション5割。プレゼン資料はそこそこのレベルで作りますが、日系企業のように精密に作り込む為に時間は余りかけません。内容が伝われば良いという感じでしょうか、しかし、ディスカッションベースで猛スピードで物事を決めていきます。プレゼン資料に何時間もかけるということはなくなった代わりに、会議のスピードについていくのには未だに苦労します。
  3. 雰囲気を読めない人はアウト。これは米国の会社になく、カナダ一流企業独特のものだと思います。会議の流れ、雰囲気を読めない、いわゆるKY発言をする人、品性の整わない人は間違いなくレイオフされます。ここは、日系企業と少し似たところがあります。特に、ロシア系、中国系の人は、優秀な人でもこれを苦手とする人が多いように私の経験からは思います。この手の方は間違いなく半年後にはいなくなってます(笑)

今回の会議とは関係ないのですが、10月のレイオフ以降、このレイオフとは別に多数の退職者が発表されました。オイル業界では自分で自分の退職するタイミングで決めるとうい贅沢はほんの一握りを除きありえません。それでも、オイルというグローバル経済の根幹に関わる仕事のダイナミクスと、他業界では得られない報酬を得られるので優秀な人材を惹きつけてきましたが、今後はどうなんでしょうか。私はこの業界は性に合ってるかもしれませんが、娘達には薦めたくありません(笑)。