カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

ビリオネアと初めて話しした

今日は空手の友人に招待されてハウスパーティーに行ってきました。

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集まった家族は、医者、弁護士、実業家、そして空手繋がりで私達家族。私達以外は全員ユダヤ系の方だそうです。その実業家の方は、ある有名なアパレルブランドをカナダで立ち上げた方でビリオネア。会社のエグゼクティブだと年収だけでミリオネアですから、ミリオネアだと毎日顔を合わせますし話もする。でも、ビリオネアと話したことは私の人生ではこれまできっと一度も無い。

 

彼らの話を聞くと、富は投資と節税で出来ていることがよくわかりました。そして何より、まあ生き生きした顔をされている。とても輝いています。

 

これまでずっと疑問がありました。一生懸命勉強して、良い大学行って、良い会社に入って、外資戦略コンサルで働いて、MBA取って、海を飛び越えカナダのオイル会社からオファーを貰いそこで働いてます。これまで4つの会社で働いてきましたが、気がつけば私のキャリアで一番長くいるのがこのオイル会社。私の悪い地頭の割には頑張ってきました。でも子供に残せるものって、努力とか、勉強の仕方とかだけで、目に見えて残せるものは何もない。だから、子供もきっと一生懸命勉強して、きっと大学に行って、良い会社に入ってと、親と同じ人生を繰り返し、きっと私が今思う、同じ疑問を持つ。世代が変わると、ご破算ナーリーと、その子供も一からやり直し。

 

でも、彼らは子供に富を残して、子供はそこから始められる。良い大学をでなければまともな人生なんて無い、なんてガツガツのプレッシャーなんてかけなくてよく、自由に生きられる。きっと、私と同じようなキャリアの方はきっと子供にも同じことを伝えてるでしょう。今、会社でどうやって上に昇るかを考えてますが、もしかしたら頑張る方向性が違うのかなと思いました。

 

このビリオネアの方の投資先をここでシェアしますと、銀行、保険、テレコム、鉄道、不動産。カナダでは、銀行、保険、テレコムはカナダ規制産業4つの内の3つ。鉄道も、実際に鉄道網を構築すると、ほぼ寡占状態ですから、赤字にはありえない(日本と違い、カナダには実質大手鉄道会社は2つしかない)。とても手堅いし、自分の老後の楽しみのためにも他人に任せるのでなく自分で運用しているとのこと。具体的会社名まで聞いてきました(超貧乏くさい)。因みに、カナダの銀行はこれまで120年の歴史で一度もDividend (配当)を下げたことがないとのこと。ファクトチェックは未だしてません。

 

これまで仕事で何百の財務諸表を見てきたので数字はわかる、今後は投資家として頑張れないかと思った次第です。そう思うと、レイオフしてもらってパッケージを貰い、それを元手に始めるのが一番面白いなと思いました(自分のお金は使わないセコさは変わらず)。投資家ってどんなものか、ちょっと調べてみよう。

 

最後に、招待してくれた友人には感謝しています。ありがとう。新しい経験でした。