カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

Covid-19 の為、自宅勤務が始まり2週間

自宅勤務が始まり2週間が経ちました。因みに自宅勤務はこちらでは、WFM (Work From Home)という言葉をよく使います。何でも略して使うのカナダ流というところでしょうか(笑)。漢字が無いからこうなるのか、まあどちらでもいい。

 

私の会社の場合、当初はWFHは推奨という形だったのですが二週間前に実質的な強制という形になりました。そして現在は本社スタッフの略全員がWFHになっています。他の会社もきっと一緒でしょう。ニュースによるとダウンタウンは誰も歩いていないようです。

 

私の現在の一日は朝7時半頃から地下の部屋に入り、朝9時にチームミーティングを行い、Covid-19の現状、会社の状況、チームとしての仕事、お互いの仕事内容を報告します。その後は個人の仕事に移行します。会議はSkypeビデオを利用していますが、マイクロソフトのTeamsというソフトにそろそろ移行しそうです。WFHに合わせて、北米ではきっと様々なソフトが開発されるんでしょうね。そうなると、WFHという働き方がCovid-19以降もある程度働き方に組み入れるんだろうなと思います。因みに、私の仕事は大きなモニターがないと効率が悪いので、PCと共にオフィスのモニター2つを自宅に持ち込んでいますので、PC環境は全く問題ありません。

 

私の感想では、自分でも想定外なのでが、仕事自体は実はWFHの方がパフォーマンスが上がっているように今の所思っています。ビデオ会議でコミュニケーション自体は全く問題ありませんし、仕事の指示はメールで来るので逆にやるべきことが明確でわかりやすい。こちらの仕事のプレゼンもビデオ会議で私のモニターを相手が見ることができるので実は対面よりも効果的だと思います。また、もぐもぐしゃべる人って会議では聞きづらいのですが、ボリュームは調整できるので逆に誰が何を言っているのか実は分かりやすい。逆に、地下に行けばいつでも仕事が出来てしまうので、私の場合集中しすぎて入り込んでしまう悪癖があり、仕事の止め時を上手くコントロールしなければいけません。

 

一方、チーム内ではこの二週間で何をやっていたのか分からない人もいて、WFHという形態になると、それぞれのパフォーマンスが逆に可視化されているように思います。例えば、実際に凄いスピードで仕事をこなす人、ただただ他人と歩調を合わせるのが上手くて立ち回りが上手だったが実は個人としてはパフォーマンスを出していない人、人や仕事のマネジメント能力がない人などなど。

 

生物のながーい歴史を見ると、生き残りに成功したのは体が大きい、力が強い、賢いではなく、環境に適応出来た生物とMBAの企業戦略クラスで習いました。WFHとなると働き方が変わってきます。この環境変化に対応出来る人、出来ない人の差がまた出てくるんだと思います。特に環境変化の劇的なこのオイル業界で生き残るには、環境変化への対応力は欠かせない能力の一つです。Change is Constantです、これを否定したり拒絶したら即退場です。

 

また、WFHをするとよくわかりました。人間というのはSocialな生き物といいますが、自分もそうなのだなと。仕事自体は問題なくとも、職場の仲間とコーヒーを飲んでおしゃべりしたり、ランチを食べたりが出来ない、ブーツキャンプにも参加できない。お給料は貰えても、同僚とちょっとした会話が出来ないのは寂しいものです。Early Retirementを目標にしていましたが、思うほど良いものではないのかなと思うようになりました。これもWFHをやってみてわかった学びの一つです。