カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

ちょっと変に聞こえるかもしれませんが

実は今週2社からアプローチがありました。これ実は転職あるあるなんですよね。一つの会社からオファーを貰って働き始めても、その後以前レジュメを出した会社からアプローチがあるのは。というのは、会社によってプロセスのスピードが違うし、大きい会社であればあるほどプロセスが遅いことはよくあります。一つはオイルダウンストリームの会社、日本でいうと出光さんのような感じの会社です。もう一つは、なんとカナダ最大のオイルアップストリームの会社です。Warren Buffetも以前一部の株式を保有していた会社です。

 

オイルダウンストリームの会社は買収を繰り返しており急速に時価総額を伸ばしていますが、買収で伸びている会社の典型例で、株主の評判は良いですが実際のオペレーションはかなりヒッチャカメッチャカという感じのようです。ダウンストリームなのでアップのような高給は狙えませんが、逆に言えば安定している印象を受けました。ただ、その会社で働いている人はとても疲れていそうです。

 

一方、オイルアップストリームの方は、王道ですね。でも、ご多分に漏れず今後2−3年で従業員の15−20%を削減する予定ですから、高い給料は狙えますが、お先はわかりません。でも、環境変化の激しい環境で優秀な同僚とともに数百億円の金額を動かせ、世の中に大きなインパクトを与える仕事はできるかもしれません。日本を飛び出してイギリスでMBAを取ってエンジニアの資格をここで取ったからにはやはり世の中を変えられる仕事をしたい。

 

ダウンストリームの会社からオファーを貰ってもここは無いかな。やっぱりダウンストリームは私はあまり面白さは感じられません。まあ製造業ですから、つまんないかな。この2つ目のアップストリームの会社はどうでしょうか。仕事のやり甲斐はあるし今の会社より給料はきっと上がるけど、先を見通すことは全く出来ません。ただ、あまり上品ではありませんが、この会社に入って私をレイオフした会社を買収してやろうという復讐心は否定できません。

 

まあ、今の会社が今の自分のライフステージには一番あってるのは間違いないかな。人生納得感。別の機会を知ることでなぜ自分はその会社で働きたいのか、何をなし得たいのかを確認するとても大事なプロセスだと思います。

 

話はかわりますが、私と一緒にレイオフされた人は2000人を超えますが、おそらく仕事を始めてる人は100人いないと思うんです。5%無いでしょう。そして、私はこれまで10社以上からアプローチがあったのですが、実はこんなにアプローチを受けている人ってあまりいません。今後カナダで働きたい人のために。この理由は単純に、MBA+P.Engってやっぱり強いんだと思います。MBAを持っている人はいます、P.Engを持っている人もオイル会社なら多数います、でもこの両方持っている人ってオイル業界でもそんなにいません。今後カナダでの就職を目指す方の参考のため。