カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

金融商品は人から買わないほうが良い

今日は二週間に一度話をする、オイル時代のメンターと話をしました。彼は$4Million の金融資産を持っているのですが、なんと投資信託で投資をしているとのこと。びっくりしました。こんな賢い人が投資信託保有しているなんて正直驚きました。

 

彼の投資信託はMER(Magagement Expense Ratio、手数料ですね)は2%だそうです。したがって、ザクッと言って年間$80,000を金融機関に支払っているのです。彼がやっているのはインデックス系などのPassive fundや一部はActive fundもあるようです。でも、9割以上のFund Managerが米国のS&P500インデックスの成績を長期的には超えられないというのがわかっているのに、このような賢い人が自分の投資には余り勉強していないということが驚きです。もしこれをVTIやSPYなどのETFで自分で証券口座を開いて直接購入すれば、MERは0.03%ですから、年間$1,200 ですむはずです。年間資産が増えても減っても毎年$80,000払うのと$1,200とは全然違いますよね。

 

私の知り合いの方もいるので余り公には言えないのですが、このブログの目的は公には私が言えない真実を伝える場だと思っているので本当のことを書きます。金融商品を人を介して買うのは辞めてください、損します。ネットで買ってください。

投資商品、保険、車のローン、住宅ローン、銀行貯金、カード、全てです。セールスマンから買うのは絶対にやめたほうがいい(もし私の知り合いでこのブログ見てたらゴメンね)。金融商品というのは全て数字化できるのでIT化がしやすいのです。あなたの年齢、年収、職業、学歴、カードの返済履歴、利回り、金利、ほぼすべての情報がかなりの精度で数値化出来ます。したがって、ネットで買うのがコストが一番安く、そして他の商品と比較出来、そして客観的に判断できるのです。コンサルタントという名のセールスマンの給料は、貴方のお金を抜いて支払われているのです。私のコミッションは保険会社から、銀行から、証券会社からなんて言いますが、それらの会社から貴方に支払われるべきものをその人達がかすめてるんです。そもそも、セールスマンの人が貴方にとって最高の商品を進めてくると思いますか?例えば保険であれば掛け捨てという貴方が本当に必要だけど一番安い商品をおすすめしますか?それはしません。セールスマンにとって一番儲かる商品を進めてきます。だから、保険のセールスマンが進めるのは保険と貯蓄と投資をごちゃまぜにして中身やコストがブラックボックス化する商品なのです。当たり前の話です。

 

私は人の投資を助けるファイナンシャルプランナーという仕事に興味を持っていますが、この仕事は私は出来ません。私は有名大学の理工学部出身でイギリスの有名大学でMBAを持っています。カナダのオイル会社でM&Aで会社や資産の売り買いをやり、今のマイニング会社ではコモディティ商品の価格フォーキャストをしています。そして投資の仕方がわからない人を助けてあげたいという思いも持っています。一方、このコンサルタントという人たちの学歴や職歴を聞いてください。大抵が高卒の方もしくは大卒でも余りパットしません。学生時代、数字が苦手だった方々です。でも、この仕事は私には出来ません。なぜなら、私がお客さんにオススメしたいのは一番低コストでパフォーマンスが良いS&P500IndexにリンクするETFとUS TreasuryのETFだからです。これらを販売しても私にはほとんど利益にはなりません。つまり、仕事として成り立たないのです。仕事として成り立たせるには、私に得するもの、つまりMERが2−3%となる投資信託を売りつけなければなりません。これらは会社にとって利益が大きいからコミッションが出るのです。でも、会社にとって利益が大きいとはお客さんにとって損をするもしくは利益が少ないということです。これを知りながらその人に笑顔を振り向きながらその人にとって不利益になるようなことは私には出来ません。

 

私はかなり毒舌で思ったことをここでは書いているのですが、実はお育ちがよろしいのです。したがって、私にはそんなことはしたくないのです。金融商品はネットで買いましょう。あー、本当のこと言っちゃった。不都合な真実ですね。