カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

非常に微妙なのですが、電力会社と面接

現在、あるカナダエネルギー会社のReference Checkの段階まで来ていて、もしこれが滞りなく行けば次にはオファーになります。但し、現段階ではまだオファーは来ていないので、無職の状態の私としては当然ながらチャンスが有ればそれを進めなければなりません。オファーが来るまで何もアクションを起こさないでひたすら待つ程お人好しではありません。

 

こんな状態なのですが、本日、地元の電力会社のPrescreening Interviewを受ける機会を貰いました。私は元々書類審査の段階ではShort Listに漏れていたのですが、LinkedInでこの会社のそこそこのレベルの人と15分のTeams会議をしてもらい、この人が採用担当者と掛け合って私を無理やりShortlistに入れてくれたのです。但し、既に強力な競合が数人いるので競争はかなり厳しいよとは言われていました。もしかしたら、この電力会社社内の候補者がいるのかもしれません。その場合はどうしようもありませんが。

 

Prescreening Interviewというのは、レジュメの書類審査で候補者を何百人から10−20人程度に絞り込み、そこから人事担当者がレジュメの内容が正しいか、そしてそのレジュメと求める仕事内容がマッチしているのかを確認する作業で、最終的には本面接に行く数人に絞り込む工程です。

 

通常は、Tell me about yourself.から始まって、Why should we hire you?、What's your strength? Why did you apply for this job?などの質問が来るのですが、今回は先方から仕事内容の説明があり、その後休暇の数、Base Salaryのレンジ、ボーナスのレンジなどの説明が最初にありました。正直、オイル会社からは給料は下がりますが、休暇は多く、Quality of Lifeは最高でしょう。

 

感触としてはなかなか上々でした。但し、これまで感触上々なのに次に行けないということが何度かあったので、まあ当てにしないで待とうと思います。あと、これは初めての経験なのですが、この人事の方、日本が大好きみたいで、日本に旅行に行った話で盛り上がりました。海外就職を真剣にお考えの方に間違った情報を与えたくないのであえて書きますが、私のこれまでのキャリアでカナダで20社を超える面接を受けてきましたが、日本で盛り上がるということは今回が初めてです。間違っても日本が武器になると決して誤解しないでください。ここでは日本はNothingですから。それが現実です。

 

この会社は実は、私が10年前にオイル会社からオファーを貰う前に、オファーを貰った電力会社なのです。当時は私もまだ若かったし、超安定の電力会社にはあまり魅力を感じず、どうせならオイル上流会社でとてつもなくでかい金を動かしたいという思いでいたのでこの会社のオファーにはサインしませんでした。しかし、オイルがRenewableに置き換えられつつある今、給料こそ高止まりしているものの先が見えないオイル会社よりも、EVなどで需要が増え、より安定していてレイオフが少ない電力各社は今の私には魅力的には見えます。

 

まずはReference Checkまで来ているエネルギー会社からオファーをもらうこと、そしてそのオファーの内容を確認すること、それからこの電力会社をどうするかは決めたいと思います。そもそも、両方ダメということも十分ありえますので、なんとかの皮算用はやめておきます。紙にサインするまでは、粛々と、仕事探しは続けなければなりません。

 

皆さん良い週末を。