カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

カナダオイル会社出社

いよいよオイル会社に出社することになりました。まずは自分のオフィスへと通されました。個室です。そして上司からメールが入っており、'"Welcome to a Rewarding Career"と書かれてました。この人たちには謙虚という言葉がないのかなーと面喰いました。

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まずはオイル会社について少々。カナダは世界で4番目の原油産出量と以前述べましたが、私の会社はこのカナダでもTop3の生産量があり、毎日数十万バーレルのオイルを生産しています。オイル会社にはいろんな職業の方がいます。私は日本のオイル会社を知らないので日本語訳は知らないのですが、Geophysist, Geologist, Reservoir Engineer, Development Engineer, Production Engineer, Drilling Engineer,  Accountant, Financial Analyst, Landman, Technologist, Lawyer, Administratorとそれぞれ専門の職業の方がいて、給料体系もそれぞれかなり違います。

 

ザクっというと、オイルのあるところを見つける人、それを最も効果的効率的に掘り出すのがエンジニア、それをサポートするのがテクノロジスト、土地の交渉をするLandman、ファイナンス系、弁護士などなど。日本の会社が総合職という名で営業をやったり人事に行ったり色々と変わりますが、弁護士はどこにいっても弁護士であるように、担当資産が変わってもGeologistは生涯Geologistですし、Engineerも生涯ずっとEngineerと、それぞれの道を究めたプロフェッショナル集団となっています。また、法務部は日本のように法律かじってるけど弁護士じゃありません、ではなく、本物の弁護士がずらりと並びます。単純化してストレートに書くと、カナダオイル会社=専門家集団vs日本企業=何でも屋さん、日系企業を経験している私でも、失礼ながら率直に申し上げるこういう構図かなと思います。

 

入社したもう一つの驚きは、それはもうもうソフトウェアの使い方が半端ない事です。それまではワード、エクセル、パワポなどが仕事の中心でしたが、地下に眠るオイル権益のデータベースであるCS Explorer、オイル&ガスの井戸の場所、生産量、プロファイルのデータベースであるAccumap、そしてエクセルや全てのデータベースをビジュアルに地図上に示してくれるSpotfireなど、流石北米、コンピュータやIT技術の利用の仕方は半端ではありません。流石コンピュータが発達した国です(正確にはコンピュータが最も発達した国の隣)。このデータやその分析、効率性追求の姿勢、感動したと同時に、「竹やりじゃ日本は勝てないなー」と思った次第です。同じ会社といっても、カナダの会社と日本の会社、全く違う組織と言えます。

 

明日は私の仕事内容について。