カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

カナダオイル会社のお給料 2

 

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カナダ企業は日本企業とは異なり、職種によって給料がかなり異なります。一番の高給はEngineer, Geologist。これらの職業は資格職になっており、この資格なしに日本のようにEngineer, Geologistと称することは認められてません。また、埋蔵量監査はエンジニアの独占業務になっています。会計ファイナンス職は、CFA, CPA (昔のCA)の資格を持つ人はエンジニアと同等の給料体系ですが、それ以外の会計の資格(CMAなど)はオイル会社では私は見たことがありません。MBAに関しては、また別の機会に纏めたいと思います。

 

一方、IT系、Business Analyst系、CA以外の会計職、Technologistの職種は給料が2-3割下がる感じでしょうか。特にIT系は基本はコントラクトで正社員は少ない。アドミニ職は$65k-85k で他業界のProfessional職と比べても遜色ありません。ただし、オイル会社のアドミニは大卒が基本でかなり優秀です。

 

給料に関してはオイル上流会社の給料はなかなか良いです。新卒エンジニアは年収$70k前後から始まり、マネージャーレベルになると$200kを超え、CEOレベルになると数Millionとなります。

 

当然カナダから一流の人材が集まってきますので、競争は激しいですし業界特性としてレイオフも激しい。新卒はストレートAでも入れる訳ではなく、インターンでオイル会社での経験はマストですが、そのグループの中でさえ倍率20倍超えてるようです。私じゃ新卒では入れません。

 

私は他の業界を精通してませんが、ここの電力会社に2週間在籍したことがあるので少しだけ知識があります(電力に転職して一週間後にオイル会社からオファーが出たのでそそくさと転進しました)。電力はオイル業界の2-3割安。しかし仕事は圧倒的に楽で安定しています。私には苦しいくらい暇でした。ただし、上流会社と比べレイオフは少ないし、仕事のプレッシャーも少ない。給料の高い公務員というイメージでしょうか。日本と一緒ですね(表現に語弊あれば失礼)。

 

前回紹介したオイル業界の中流下流事業も、同様に上流の2-3割安という感じです。その代わり、安定が得られます。つまり、上流が良くて、中流下流が悪いということではありません。単純に、リスクリターンの関係です。

 

因みに、銀行の給料は幅が大きいようです。例えば投資銀行業務は$millionを超える方も多数いますが、一方で窓口業務などはTellerと呼ばれ時給で働くパートタイマーの仕事となります。日本の銀行は窓口を除くとほぼ大卒、それも一流大卒だと認識してますが、カナダの銀行は職種により高卒の方も多く働かれているようです。銀行マンだから高給というわけではなく、正に職種によるというようです。非常に理にかなっていると個人的には思います。

 

皆様のカナダでの仕事探しのお役に立てればよいのですが。また、何かご質問等あれば何なりと申し付け下さい。また、Subscription(購読?登録?)よろしくお願いします(あまりブログのシステム知らないのですが)。