カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

投資で利益が出た理由:投資鉄則2 Index or 個別銘柄

こんにちわ、バケーションから帰ってきました。 今回は何を選ぶか。Index vs 個別銘柄

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前回、私の仕事から学んだ投資鉄則:大勝はいらない、負けないように、について書きました。

 

私が実際に売買したのは、個別銘柄ではなく100%株式インデックスベースのMutual Fundです。具体的には、TangerineというカナダのネットバンキングのEquity Growthという商品で, Canada Index 1/3, US Index 1/3, International Index 1/3 という商品です。MERは1.07%で ちょい高めなので売却利益確定し、次の投資商品を考え中です。

 

何故、個別銘柄を買わないか。それは、投資鉄則1の「負けない投資」ではないから。個別銘柄の売買は負ける要素が無数にあります。具体理由は以下。

 

理由1:私が知らないことが多すぎる。例えば、財務諸表に載らない隠れ債務があるかもしれない、オイル会社であればオイル価格が急落するかもしれない、OPECが減産取決めを破るかもしれない、代替商品が開発されるかもしれない、ボ日系自動車メーカーのようにエグゼクティブが捕まるかも知れない。皆さん、Investor Presentationをよく読みますか?免責事項や注意書きの多い事。つまり、ここに書いてあることは将来予測ですから何も確証などありません、ここに出てる収益予測は一定の仮定の元と長ーく書いてあります。つまり、自分達が書いてあることでさえ、責任は全く持てませんと言ってるわけです。あなたにわからないのに私にわかるはずがありません。

 

理由2:私はそんなに賢くない。私は仕事柄、何百何千のアナリストリポートを読みました。ファイナンス理論では、株価は将来のフリーキャッシュフローの現在価値から債務を引き、それを株数で割った数字です。このフリーキャッシュフローはハーバードとかスタンフォードとかのMBAを取ったとても頭の良い人たちが寝ずに働いてはじき出し、それを読んだ世界中の人たち、しかもフルタイムでその株価ターゲット価格を睨みながら売買を繰り返して均衡した数字です。私はそのはじき出された数字よりも正しい数字を持っていない。逆に言えば、ハーバードの人たちと、彼らのフィールドで勝負するほど私は阿保ではない。

 

理由3:暇じゃない。私のフルタイムは別にあります。

 

一方、北米(US・Canada)の株式Index、歴史的にみると年率7-8%でまわっています。勿論下がる時も上がる時もある、個別の銘柄もバラバラに動く、ただIndexは過去数十年で見ると7-8%。私は数字が大好きだし統計をとても重視します。歴史が負けない投資を証明しています。では、将来はどうでしょう。結論から言えば、今後の北米経済について私はとても楽観的です。

 

理由1:北米の労働人口は毎年増え続けています。つまり、マーケットは毎年拡大。

理由2:北米のビジネスマンの質は他国に比べ圧倒的に高いから。(一人当たりGDPご参照)。つまり、彼らを抱える会社の競争力は高い。

理由3:北米は英語圏で且つ世界のビジネスのInfluencerだから。

 

この理由2と理由3は異論あるでしょう。如何にも海外かぶれらしい考え方。イギリスでのMBAや日系・外資両方を経験して正直に思う事です。

 

因みに、日経Index、私の興味はゼロ。理由はこの北米の将来予測と全ての理由で逆だから。日本は余りに独特すぎる。

 

私の考える負けない投資鉄則2、北米の株式Indexへの投資です。個別銘柄は×です。

 

質問、リクエスト等あれば何なりと。