カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

明日は別のインタビュー

私の就職活動はCarpet Bomb作戦と申しましょうか、余り会社を選ばず、自分の経験と少しでもマッチすればそこのApplicationを出す。そして、オファーを貰ってから実際に行くかどうかはその段階で考えるというやり方です。

 

今はここカルガリーは歴史的にも最悪の超不景気で、オフィスワークの仕事はすごく少ない。従って、オファーを貰ってから考えるというやり方なのです。

 

そこで、今日オイルサービス会社からインタビューの前のPrescreening Interview を明日やりたいとの連絡がありました。時間は20分から30分、電話でのPrescreeningが行われます。このPrescreeningとは、レジュメを見る限りだとJob Descriptionに合致するように見えるが、実際に電話で話してそれを確認し、合致することが確認できれば正式なInterviewに移るというものです。正直私が行きたい会社ではありません。これまでの仕事とも少し違うかな。でも、インタビューの練習にもなると思うので、やってみたいと思います。さあどうなりますか。

QQQのオーダーはキャンセル。代わりにAir CanadaとCarnivalを再購入。

日曜昼間に高橋ダンさんの言われた通りに投資するオーダーを出していましたが、夜にキャンセルしました。昨日(日曜)午前中に彼のYoutubeを見て、QQQやアマゾンなどに買いを入れるオーダーを出しました。しかし、夕方にニュースを見ると、日経平均が下がっていることがわかりました。日経平均の金曜日のチャートを見ると、QQQと同じ、Shooting Starというロウソクになっていましたが、結果的に月曜日は下がり。QQQやアマゾンを買う理由はこの金曜日のロウソクがShooting Starになっていたので売り勢力は弱まった、つまり月曜日は株価は上がるはず、これに加えて先週土曜の段階で$1.9Trillionの米国の支援策が決定したのでチャートもファンダメンタルも良好という理由でした。これは日経平均も同じ前提なのに下がった、つまりQQQやアマゾンが月曜日に上がる仮設が崩れたことになるので、昨夜急遽オーダーをキャンセルしました。

 

実際にQQQやハイテク株は本日下がっています。キャンセルしてよかった。高橋ダンさんとはいえ、マーケットを読むことはやっぱり難しいんだなと学べました。まして、私ごときが予想することは難しいですよね。

 

現在米国株は、QQQなどのGrowth株からDow JonesなどのValue株に資金が流れています。従って、高橋ダンさんのアドバイスはこれに逆行しています。今日は、Air CanadaとCarnivalを其々$10kずつ買いました。さあどうなりますか。これは、この米国株の流れに乗ったものだと信じてますが、どうでしょうか。

尊敬する高橋ダンさんの提案に乗りましょう。

今日は久々に投資の話です。

 

私は高橋ダンさんを尊敬しています。この週末で、ナスダック、アマゾン、NVDA、Adobeが月曜から爆上げするので短期投資で買えとのこと。やってみましょう。そのロジックは、

  • 週末に$1.9Trillionの支援が米国でSenateを通過して今週にも立法化されるとのこと。株価にはプラス要因。
  • 金曜日のろうそく足がShooting Starという典型的な株価上昇サインが出ていること。金曜日の株価が一番重要。売り圧力が弱まった。
  • QQQは上記で安定していますが、AMZN、NVDA、ADBEは200日移動平均線より株価が下がっており下がりすぎのため急反発するのが見込める。

 

そこで、上記4つの株をそれぞれ約$2500ずつ、Stop Orderをかけました。つまり、金曜の終値より$1でも高くなればオーダーが入る仕組みになっています。Amznは現時点で株価$3000.46なので、一株だけ買います。

 

さあどうなるか、これは私なりの試みです。これまで長期投資では高橋ダンさんの話を参考にして自分のポートフォリオを作ってましたが、短期投資はあまり参考にはしてませんでした。高橋ダンさんの言う通りにして実際に利益が出るのか、まずは試してみます。勿論投資は自己責任、損失を出してもそれは自分の責任なのはいうまでもありません。

 

 

ファイナンシャルアドバイザーという方々

私のLinkedInのプロファイルは、Open to Workという設定にしています。これは、今仕事探しているのでリクルーターの方、会社の皆さん、私の友人たち何か機会があれば是非教えてくださいというメッセージです。

 

ただ、このメッセージを別の利用する方々が多数います。そう、ファイナンシャルアドバイザーという方々。私はこの方々を否定するつもりは毛頭ないですし、ファイナンスの知識の少ない人たちがこの方々のサービスを利用するのはとても良いことだと思います。私が仕事を探していて今私個人のファイナンス状況を心配してくれているのか、もしくはレイオフされたばかりだとSeverance Packageでキャッシュを保有しているのをかぎつけてかは知りませんが、この手の方々のConnect申請が多数あります。一旦これをAcceptすると、決まってZoom MeetingをしたいとのMessageが来ます。

 

LinkedInは便利なもので、この方たちのレジュメをAcceptする前に見ることができます。本日もLinkedInを開けるとファイナンシャルコンサルタントという方からのConnect申請があったのでこの方のレジュメをチェックしました。職歴は現在ファイナンシャルコンサルタント、その前はモーゲージ(家を買う時のローン)のセールスマン、そしてその前はハードウッドやカーペットなどフロア用具のセールスマン。要は一貫してセールスの仕事をされている方ですね。学歴は専門学校を卒業されている方です。レジュメを見る限り、ファイナンスをきちんと勉強されている、もしくは仕事上経験を積まれているということではなく、セールス自体に経験を積んでいる方です。

 

どうなんですかね、私のLinkedInプロファイルでM&Aの実績多数書いてますし、ファイナンスで名の通ったイギリスの大学でMBA取得と書いてます。勿論、コープレートファイナンスと個人の投資のファイナンスの知識はかなり違いますが、根本のファイナンス理論は一緒です。どのようなアドバイスを私にしてくれるつもりなのか。

 

一種間ほど前にも同様のことがありました。Conncet申請をAcceptしたら早速日曜日の午後5時に電話をかけてきてZoom会議を設定してファイナンス教育をしたいと。その方の略歴をチェックすると、Electric Engineerと書いてありますが、実際にはEngineerじゃなくて電気技工士の方です。電気技工士の方がファイナンス商品のセールスもしている。この方たちは私の略歴を既にチェック済みなのはLinkedInの機能でわかります。それでもコンタクトしてくる度胸にはある意味セールス魂は感じますが、それ以上のものは何も感じられません。

 

世の中には色んな方が色んな仕事で食べて行っているのは理解できます。勿論この業界にもきちんとした方々も多数いらっしゃるのは当然です。しかし、皆さんもファイナンシャルアドバイザーと呼ばれる方と会う機会があれば、その方々の過去の経歴をきちんと確かめられることをお勧めします。

ネットワーキング

パブリックになっている仕事は2割、残り8割は募集がパブリックになっていなく、ネットワークで決まる。私が受けているOutplacement Serviceでもよく言われます。仕事を探している人、今仕事を持っている人、私はこのネットワーキングで仕事を獲得した経験がないので半信半疑です。10年前に仕事探しをしたときには、エンジニアリング会社、電力会社、オイル会社の3社からオファーをもらいました。当時は、在カナダとはいえ日系企業で働いていたのでここカルガリーでのネットワークと言えるものはなく、全て公募されている求人にレジュメを送りオファーを取りました。従って、ネットワークって時間の無駄じゃないと思い、また腑に落ちないのでこれまで20人には聞いたでしょうか。しかし、100%皆さんおっしゃいます、ネットワークが仕事探しには必須だと。ネットワークなしでは君はタダの数字、誰も君を知らない、でも君のネットワークは君の仕事ぶりを知っている、だからネットワークで仕事を探せと。

 

皆がそう言うのでやっています。週に3−4人には必ずTeamsの会議をしています。今週はそのうちの一人で以前の会社で少しだけ一緒に仕事をしたことがあるVice Presidentだった人とビデオ会議をしました。この人もレイオフされてしまったのですが、もともとはオランダ人で博士号を取得後Shellに勤めていて、カナダでの生活を気に入ったので夫婦でカナダ人になって契約も現地雇用に切り替えて、その後紆余曲折を経て前の会社でVPをやっていた人です。

 

結論から言うと、この人の話は不愉快そのものでした。まあ世間話もそこそこに、私に日本のネットワークを広げてるのかとか、日系企業を当たっているのかとかやたらと日本を強調してきます。私には、日本人として仕事してきた意識はないし実際そうでないので、キャリアにおいて自分の日本の部分を強調されるのは正直不愉快です。そして最後には、自分は白人だけど今のオイル環境では仕事探しはとても難しい。あなたの場合は英語も日本語のアクセントが強いから、レッドネック(白人の田舎者という意味で使います。ブルーカラーの仕事で外に出ているため首が赤くやけているというところから来ている余り良い言葉ではないですね)の会社では難しいんじゃないかとのアドバイス

 

親切心から言ってくれているのはわかるのでその場で怒ったりはしなかったですが、大きなお世話です。確かに私の英語はどうしたってどんなに頑張ったって日本のアクセントはある。だって俺は日本人ですから。でも、あんただって英語は俺よりうまいけどオランダのアクセントがある。また、曲がりくねった言い方はしてるけど、要はお前はアジアからの移民だから今のような雇用がとても厳しい局面ではここでは仕事探ししても難しいから日系企業を当たれと言いたいのです。あー、悔しい。そりゃ、俺の言葉はネイティブほど英語はきれいじゃない、カナダ生まれの白人のほうが当然有利なのは百も承知だ。そんなの知ってるよ。だってここはカナダなんだから。俺が今どこでどんな環境で戦ってるのかくらい知ってるわ。でも、カルガリーにろくな日本企業なんて無いし、そこに行きたいとも思わない。出来ない理由なんていくらでもある、でも俺はその固くしまったドアをこじ開けたいと思って慣れないネットワークをしている。おれはお前と話しているときに白人としてなんて思ってないぞ、一人の人間として話してるんだ、今どき白人とかアジア人とかそんなことを口に出す自体あんたの常識を疑う。一体こいつはどこの恐竜だよ。そもそもお前より俺のほうが男前だからな。

 

まあ、親切心からのアドバイスだったと思うので余り怒るのもどうかと思いますが、私は人種差別には敢えてゼロトレランスで行こうと思っていますので腹立たしかったですし、そこでビジネス判断でこいつに怒っても得にならない、それよりこいつを利用して仕事を得ようと考えた自分の下心にも腹が立ちます。

 

今後はこのような自分の気持ちをネガティブにするような人とはネットワークはしません。まあこればかりはやってみないとわからないんですけどね。まあネットワーク、楽しいことだけではありません。特に仕事探しをしているときは、ネガティブオーラ前回の人は沢山います。来週もいくつかネットワーク会議を入れているので、腐らずにポジティブに頑張ります。Stay Positive.

私をレイオフした元上司と話をしました

今日は私をレイオフした上司と、一ヶ月以上ぶりにZoomで話をしました。彼からLinkedInを通して連絡がありました。

 

私にとってもとても複雑な気持ちは当然ありました。今でも、あの1月26日朝8時24分、元上司の顔が、私のパソコン上のTeamsでポップアップし、続いて私が見たことのない人事、アウトプレースメントサービスのこれまた知らない人3人が出現し、状況はすぐに理解できました。頭は真っ白になりました。そして、ロボットのようなセリフを言って一分も話さない間に画面から消えました。その時以来です。以前のブログでレイオフの詳細は書きましたが、今考えてもレイオフはあれ以上ベストのやり方なんて無いんだと思います。そこで、君は優秀だからレイオフしたくないんだけどなんて言われたところで何の意味もありません。結果は変わらないし、そこでフォローしてもらっても私も私の家族への影響も何も変わりませんから。

 

簡単に近況を報告し合った後、今後私の探している経営企画もしくはM&Aの仕事が彼のネットワークに引っかかれば私に連絡してもらうこと、そして私の仕事ぶりを保証するReferenceになってもらうことになりました。まあ、あの日のことで夜中に目が覚めてそこから離れられない夜もありましたが、今後は適時コミュニケーションをとっておきたいと思います。

 

ここカナダの就職活動を知らない方の方のためにご参考まで。ここカナダでは就職活動にはReferenceというものが欠かせません。私が就職活動をして無事書類審査と面接を突破した際には、Reference Checkというものがあります。そこで、仕事に応募している者は雇用者となる可能性のある会社にReference Listというものを提出します。ここには、元上司や同僚の名前と連絡先を書き込みます。そしてこのリストに載っている人にこの会社が連絡して、この候補者の過去の仕事ぶりをチェックします。この制度の前提となっているのは、お互いプロフェッショナルとして、仕事ぶりを過大評価すること無くありのままに真実をお伝えするという不文律の紳士協定のような形になっています。従って、直近の会社の元上司や同僚などからきちんとReferenceを了承してもらわないと、この最終チェックでうまくいきません。これがReferenceです。

 

さて話は戻りますが、少しずつですが心の整理を付けられそうです。

追加のご質問

追加のご質問です。とても良い質問で他の方にも参考になると思い、ここでシェアさせていただきます

 

Matt さん、非常に具体的なアドバイスを頂き有難うございます。いくつかの選択肢をご提示頂き、視界がぐっと開けました。仰る通り、現状の生活レベルが大きく下がるリスクを可能な限り避けつつ移住を実現したいと考え、そこで悩んでいたため、大変貴重なご回答をいただき有難うございます。
私は配偶者ビザは持っておらず、在カナダの日系企業で働きカナダ企業への転職を準備するか、フルタイムMBAを取得してpost graduate work permit期間中に永住権取得を狙うかのどちらかになると考えています。幸い勤務先にカナダ現地法人があるため、現地社員への切替の交渉も可能と思います。上記二つの選択肢のメリット・デメリットを整理してみたいと考えています。

「今すぐにでもカナダの永住権取得のプロセス」を始めた方が良いとのアドバイスを頂きましたが、移住のタイミング・年齢に関してMattさんはどの様に考えていらっしゃるか、もしよろしければ追加で質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?
もしトロント大学でフルタイムMBAを取る場合、資金の工面・現在担当しているプロジェクトの区切りがつくタイミング・パートナーの仕事のタイミングを考えて32歳、または33歳での入学を考えています。Mattさんは30代前半で海外に出られたかと思いますが、海外移住のタイミング・年齢についてご経験を踏まえたアドバイスがありましたらご教示いただけますと大変有難く思います。
お仕事探しもお忙しいところ、質問ばかりで申し訳ございません。お時間の許す時にご回答を頂ければ幸いです。

素晴らしい質問です。ご質問の、32歳33歳での海外移住についてです。これは全く問題ありません。私が日本を出たのが32歳、イギリスでMBAを取得してカナダに来たのが34歳、ここでの一年二年は余り関係ありません。カナダでも流石に50歳を超えると年齢差別はあります。でも、isakiさんの年ではあまり気にしなくても良いと思います。カナダではレジュメに年齢を入れること、インタビューで年齢を聞くことは違法行為です。Isakiさんの年での一年、二年は問題にはなりません。ただし、できるだけ早くカナダでの職歴を作ることが大事ですので、スタートが早いに越したことはありません。また、仕事の都合と書かれていますが、仕事は自分が思うほど自分がいなくてもきちんと回るもの、自分の方針がきちんと決まっているのにタイミングを遅らせることは私ならしません。仕事も大事ですが、自分のキャリアのほうがより大事です。

 

さて、いきなりMBAを取るのか、現地法人への切り替えをするのか、とても大事な問題です。Isakiさんに様々な視点をご提供するために、敢えて私なりの考えを述べます。MBAを取ってその間に永住権取得、そしてカナダ企業への就職、これは一番カナダ企業への就職の近道ではあるのですが、最短の近道であるがゆえオプションに欠けます。例えば、Isakiさんのキャリアをアップグレードするもしくは労働市場でより価値をつけるためにMBAが最善の方法なのか、これはその業界の人と話をして、もしくは仕事募集のJob Descriptionを見るなどして分かってきます。Job DescriptionはIndeed.caなどを使えば見当はつくかと思いますが、その業界の人と話をしてより明確になるかと思います。また、MBA卒業後、景気後退期に入ってしまい求人が殆どないということもありえます。その際にはMBAをカナダで取ったものの就職できないという最悪の状況もありえます。

 

一方、現地法人経由の場合は、MBAがIsakiさんにとってキャリア向上のため最高のオプションなのかを業界の人に相談できる。もしくは別の資格がより役に立つかもしれない、もしくはMBAなどよりもカナダでの職歴のみが大事なのかもしれない、これを図れます。そして、もしMBAが最高のオプションであれば、会社を辞めてフルタイムでMBAを取得しても良いし、パートタイムといって仕事をしながらMBAを取ることも出来ます。私のいるオイル業界では、MBAを取るのに、きちんとした大学であれば、フルタイム、パートタイムは気にしません。MBAMBAと認識されます。また、パートタイムであれば景気の動向を見ながら転職活動を行えます。つまり、MBAを取る必要があるのか、取るとしてもフルタイムかパートタイムか、更に、どのタイミングで取るのかなど、状況によりフレキシブルに変更できます。また、Provincial Nominee Program というのがあって、例えばオンタリオ州がIsakiさんを州に貢献する人材であると判断した場合、Federal Governmentに対し、Isakiさんの永住権申請を加速させるよう要請することが出来ます。私はこの制度で永住権を取りました。私の場合、この推薦を受けて半年で取得できました。ただし、このプログラムはEmployerが州に依頼する形を取るので、もしカナダ法人の社長さんと話が付けられれば、これが永住権を確保する一番のやり方です。勿論、日本出国後いきなりMBAという場合にはこの制度は使えません。

 

上記色々書きましたが、移民というのは本当に大変なものです。ビザ、仕事探し、カナダでイチからキャリア作り、大変なことは多いです。私の場合はカナダで成功したいという強い決意を持っていましたが、色々な出会いが私を助けてくれました。でも、やる気のある人には道は開けると私は考えています。

 

上記で私の意見を述べる過程で様々な視点をご提供しました。これらの視点がIsakiさんがご自分で考える際のお役に立てたら良いと思います。また追加のご質問があれば何なりと。