カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

私をレイオフした元上司と話をしました

今日は私をレイオフした上司と、一ヶ月以上ぶりにZoomで話をしました。彼からLinkedInを通して連絡がありました。

 

私にとってもとても複雑な気持ちは当然ありました。今でも、あの1月26日朝8時24分、元上司の顔が、私のパソコン上のTeamsでポップアップし、続いて私が見たことのない人事、アウトプレースメントサービスのこれまた知らない人3人が出現し、状況はすぐに理解できました。頭は真っ白になりました。そして、ロボットのようなセリフを言って一分も話さない間に画面から消えました。その時以来です。以前のブログでレイオフの詳細は書きましたが、今考えてもレイオフはあれ以上ベストのやり方なんて無いんだと思います。そこで、君は優秀だからレイオフしたくないんだけどなんて言われたところで何の意味もありません。結果は変わらないし、そこでフォローしてもらっても私も私の家族への影響も何も変わりませんから。

 

簡単に近況を報告し合った後、今後私の探している経営企画もしくはM&Aの仕事が彼のネットワークに引っかかれば私に連絡してもらうこと、そして私の仕事ぶりを保証するReferenceになってもらうことになりました。まあ、あの日のことで夜中に目が覚めてそこから離れられない夜もありましたが、今後は適時コミュニケーションをとっておきたいと思います。

 

ここカナダの就職活動を知らない方の方のためにご参考まで。ここカナダでは就職活動にはReferenceというものが欠かせません。私が就職活動をして無事書類審査と面接を突破した際には、Reference Checkというものがあります。そこで、仕事に応募している者は雇用者となる可能性のある会社にReference Listというものを提出します。ここには、元上司や同僚の名前と連絡先を書き込みます。そしてこのリストに載っている人にこの会社が連絡して、この候補者の過去の仕事ぶりをチェックします。この制度の前提となっているのは、お互いプロフェッショナルとして、仕事ぶりを過大評価すること無くありのままに真実をお伝えするという不文律の紳士協定のような形になっています。従って、直近の会社の元上司や同僚などからきちんとReferenceを了承してもらわないと、この最終チェックでうまくいきません。これがReferenceです。

 

さて話は戻りますが、少しずつですが心の整理を付けられそうです。