カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

いざアメリカへ

衝撃のオープンハウスで日本を出ることを決心し、プロジェクトの区切りを待って辞表を書きました。 強く止められることもなく、簡単に会社を去ることになりました。クビにするほどではなく、かといって強く慰留するほどのパフォーマンスではなかったという事でしょう。トップの中のトップが集まる集団の中で、頭のみで勝負する世界では勝ち残れないということです。ネガティブな意味でなく、自分をよく知ることが出来ました。

 

コンサル時代には主に3つのことを学びました。

 

  1. 考える習慣。考えることにより一見知らないことでも色んなことが見えてくる。何事もまずは考えてみる習慣が出来、思考することの重要性を私に教えてくれました。会社の仕事でも空手を習うにも、何事にも大きな違いを生んでくれます。
  2. 物事を構造的により大きな視点でとらえる。分かったことをリストアップし、それらのレベル感を合わせ、グループ化、グループの紐づけにより、物事の整理整頓、そしてそこから新しく見えるより大きな絵が描けるようになりました。よく言う構造化思想というやつです。資産ポートフォリオ策定や、今後10年の収益予想など、今の仕事でもかなり役立ちます。
  3. プレゼン資料作成。どの事業会社に行っても、資料作成のロジック構成及びパワポの見栄えはその会社で間違いなく一番になります。今のオイル会社でも社内で一番のプレゼン資料作ると思います。これは戦略コンサル経験者なら絶対です。まあ死ぬほど苦しんで死ぬほど作りましたから。

 

さて、欧米のどこに行くか。アメリカです。昔から一度アメリカに住んでみたいと思っていました。なぜアメリカか、分かりません(笑)。この機会に1年間アメリカに行ってみることにしました。働き始めて丁度10年という区切りでもあったし、死ぬほど働いたので、1年間遊んでも良いと思いました。また、帰国後に仕事探しに困ることはないという計算も一方でありました。これは戦略コンサル出身者の強みです。

 

アメリカは西海岸をターゲット。カルフォルニアは生活費が高そうだったのと、当時イチローがシアトルマリナーズに移籍し、シアトルって物価もそれほど高くなく生活しやそうという理由です。

 

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退社後から出発までの約2か月は、スポーツクラブに通い、主婦の方に交じってヨガやブーツキャンプに参加して過ごしました。久々にのんびりした日々でした。そして妻と共にシアトルにいざ出発。