カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

社内でも職種でお給料はどう変わる?

前回の記事で、エンジニア資格取得に失敗し、それで給料や昇格に影響あること書きました。そこで、カナダオイル会社の給料がどうなってるかについて今日書きます。

 

日本の会社では総合職、一般職という括りはあるものの、総合職であれば年次や職位、役職で給料が決められるのが一般的だと思います。逆に、マーケ、企画、技術、人事、経理との職種による給料差は一般的にはありません。でも、これっておかしくないですか? 職種によって難易度も異なり求められるスペックが違うのですから同じはおかしいでしょう(職業の貴賤じゃなくあくまでスペックの話です)。

 

一方、オイル会社は職種のグループがあり、それにより給料差があります。例えば、エンジニア・ジオロジストグループ、テクノロジストグループ、CA(Chartered Accountant)・CFAグループ、これらの資格を持たないファイナンスグループ、人事グループなど、それぞれのグループで給料の格差があるのです。会社は毎年調査会社を雇い、自社の各グループが競合他社に比べ競争優位がある事を確認し、給料レベルの調整を行います。給料もMarket Drivenで決められます。ここでも経営の合理性が発揮されていて、当たり前のことです。

 

さて、私はエンジニア資格に失敗したので、私のグループはテクノロジストグループ、わかりやすく言えば、エンジニアやジオロジストの資格を持たない準エンジニアグループということになります。これまで私はエンジニア資格を取ると周りを含め私の上司も見ていたので、私の職位の中でも実質的にはエンジニアグループの給料を貰っていたようです。しかし、これがテクノロジストグループと正式になってしまうと、今後の給料の伸びは恐らく余り期待できません。まあ、MBAを持っているのでそこの考慮はあるはずですが、やはり天井ができてしまうのは確実です。また、このテクノロジーグループではこれ以上昇進することは恐らく厳しい。私は今後数年でこの仕事をリタイヤし、投資に仕事の軸を移していきたいと考えてるのですが、昇給、昇進が限られると言われるとそれはそれでこの仕事を数年続けるモチベーションがわきません。

 

そしてそれ以上に、海外の理工学部卒業という理由だけでテストを受けろと言われるのは到底納得が出来ません。テクノロジーで名を馳せた私が誇りに持つ日本で有名大学と言われる大学の理工学部を卒業し、カナダの有名オイル会社で8年以上のエンジニア関連の仕事をしてきました。準エンジニアなんて言われるような生き方をしてきたつもりもないし、それを転職する際にも職場でも実証してきた自負があります。自分の人生が舐められて、更に日本が三流国家扱いされているようで納得出来ません。

 

理不尽には断固戦います。我が闘争です(笑)。