P.Eng更新しました。
今日はP.Engの更新をしました。
P.EngというのはProfessional Engineerの略で、エンジニアの資格(ライセンス)を有し、それをPracticeするものということになります。ここカナダではエンジニア職は医者や弁護士同様、資格職になります。このP.Engを持っていないものはエンジニアに関わる仕事をしてはいけない法律になっていて、このP.Eng資格取得からその維持の仕方まで法律で細かく規定されています。しかし、Grandfather条項という例外条項があり、Boiler Engineer(ボイラー技師)とか、Locomotive Engineer(鉄道の運転手)など、この法律ができる前から習慣としてEngineerという言葉を使われているこれらの単語は、この規制対象外となっています。面白いですね。
さて、このP.Engを維持するには、メンバーフィーとして年間$420を支払い、エンジニアとしての活動報告を毎年することにより、エンジニアとしてそのスキル向上に勤めかつPracticeをしていますという報告をしなければなりません。
私の会社はこのプロフェッショナルフィーはベネフィットに入っているので会社が払ってくれます。そして本日この報告を行いました。P.Engって結構面倒で手間もかかるのですが、技術的な設計ミスは社会の大きな損害となるし人名にも関わる責任があることを考えればこの資格制度は良いことだと思います。また、私のような移民には、他人が目で見てわかる明確なステータスとなるのでその意味でも一生モノのステータスなので重宝すると思います。ちなみにここ北米では、エンジニアのステータスというのは日本とは大きく異なりますし、給料レベルもかなり恵まれますので、日本からカナダに移民する技術系の方、是非この資格を目指してください。
余談ですが、このP.Engを取得すると、鉄でできた指輪を小指にはめるきまりになっていますので、小指を見るとその人がP.Eng保有者かどうか電車でも買い物中でもカナダでは人目でわかるようになっています。
それでは、良い一日を。