カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

株は全部売りました

ここカナダでは、自分の年金は自分で運用するのですが、本日私が保有する残りの株全てを売りました。CoronaVirusで株価が今後大幅下落すると思うからです。

 

今年初めの時点で、私の年金資産は3割現金、7割株式インデックスで保有していました。この7割の株式インデックスは会社と契約している証券会社で口座をもっていたのですが、MER(アドミニストレーション費用)が0.5%と、一般の契約に比べると安いのですが、同じインデックスならネット証券会社でETFを買えば0.1%以下のコストしかかからず、且つETFであれば売買費用はゼロなので年初に売却できる株式インデックスは全て売却し、結果として昨日時点では、現金9割、1割株式インデックスという保有比率になっていました。因みにこの1割の資産は今の会社にいる以上、会社契約の証券会社から他の証券会社に移せないのです。

 

そしてCorona Virusのニュースを色々調べると、これは数週間の問題ではなく、短くても半年、下手すると一年以上かかる問題で、実経済への影響は多大だと理解を変えました。そこで、本日大急ぎでこの1割の株式をBond indexに買い替えました。従って、現在の資産構成は現金9割、Bond Index1割と、これまでのアグレッシブ型から超保守型安全志向ポートフォリオになりました。損切りは$6,000くらいになりますが、まあ今までの株式Index保有によるキャピタルゲインに比べれば大したことはない。必要経費です。

 

超保守型安全志向への移行は主に3つの理由です;

  1. 北米の株式市場の歴史上、2009年から約11年続く株価上昇は最長。ファンダメンタルは悪くはないが、大きな調整局面もしくは暴落は今年、もしくは今後2−3年では確実に起こると思うから。オイル価格が10年以上高止まりしないのと同様、正確なタイミングは分からなくても株式も確実に周期があるはず。
  2. Corona Virus。昨日米国のCDC(Centre for Desease Control and Prevention)が米国でパンデミックが起こるかどうかではなくいつ起こるかだ、という鬼気迫った発表を聞き確信しました。北米の人は相当パニックになると思う。また、中国の一旦CoronaがNegativeになった人の16%が再度Positiveになるというニュース、これは見逃せない情報です。
  3. Democratic Socialistと呼ばれる、Bernie Sandersが以前民主党候補として強いこと。もしこの人が11月の選挙で当選したら株価は暴落間違いなし。

そして、株価暴落が起こったら一気にキャッシュで株式インデックスの爆買い。これが私のプランです。さあ、そんなに話はうまく進むのでしょうか?

 

まあこれが吉と出るか凶と出るかはわかりません。これが株価上昇の機会損失になることは当然ありえます。しかし、自分のトレンドの理解力、市場の読みをテストする良い機会だと思っています。

 

実はこれ以外にも、株式投資の練習用(遊び用)に少しのお金を別にとっておいています。今オイル価格が下落しているので、お気に入りのオイル会社、パイプライン会社を買いたいと思っています。