カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

個別の株を初めて買いました

今日私の人生で初めて、個別の株を買いました。これまではMutual Fundで米国株やカナダ株のIndexで年金を運用していましたが、年初にこれを現金化して、昨日までの私の金融資産(そんな大層なものではありませんが)の9割以上はCash、残りはBond Indexです。最近の株価急落を見ると、まあ想定通りに動いています。

 

今日はDJもS&Pも急落しましたが、今後も更に落ちると思うので、そろそろ高値掴みではないと言えるレベルまで来たら一気に私の年金資産は米国株Index及びカナダ株IndexのETFを買うつもりでいます。ただ、自分で株の勉強もしたいので、カナダのTax Free Saving Account (TFSA)の$70,000分は年金とは別に取っており、これを株の勉強に使います。

 

そして、今日はいよいよ、この内の$30,000分をこのTFSA内で買いました。銘柄は、

 

Whitecap Resources カナダの中堅オイル上流会社。

Seven Generations Energy 同上

Husky Energy カナダ大手オイル会社

Inter Pipeline カナダの中堅パイプライン会社

 

今日購入した理由は以下。

 

マクロ

  • 本日、DJやS&P500は急落、今後もしばらくは落ちると思うので、これに伴いオイル株も下がる。かなり大きなリスク要因。
  • 一方、今週木曜日にViennaでOPEC会議開催。実需現象によるオイル価格急落のため、原産する可能性が高いと私は見ました。一旦原産をしてしまうと、オイル価格が上昇するため、オイル関連株も上昇、現在の略市場最安値で買えなくなる。また、仮に木曜に減産しなくても、オイル価格が低迷すれば近い将来減産すると思う。そう、いずれ減産してオイル価格は$55−60レベルには上がると思う。
  • なお、今回購入した株はほぼ過去1年、銘柄によっては過去20年の最安値。従って、高値掴みではない(少なくとも今の所)。

個別銘柄

  • Whitecap:私の会社といくつかJVあり。Well Costは低く、Well毎の生産性が高い。オイルの割合が8割以上で、オイル価格が上昇すればこれも上がるはず。なお、DividendのYield Rateは8%を超える
  • Seven Gen:数年前のこの業界のSuper Starで誰もがここで働きたかった会社だが、近年株価が急落。ただし、Operationのレベルは高く、オイル価格が上がれば価格も上昇すると思う。
  • Husky Energy: 2019年のEBTDAが$3.7Bilで、Enterprise ValueはEBITDAの3倍以下。絶対的な割安。Yield Rateも7%超え。これは長期保有する予定。
  • Inter Pipeline:伸び盛りの中堅Midstreamer(オイル生産でなく、パイプラインとかケミカルプラント運営)。ケミカルプラントに社運をかけていてキャパの8割の長期契約が取れていないのが最大のリスク。ただ、若手のマネジメントで会社に活力あり。Yield Rateが8%超えてるのも魅力。また、Debt Rateが3.5%と業界でも低く、財務はしっかりしている。

まあ、どの会社も過去1年の最安値となっているので、これ以上安くなっても底は知れているため、Dividendを入れれば損失が1割以上超えることはそんなに無いかなと、一方、オイル価格が$50−60レベルに戻れば、最低3割はUpsideがあると思うので、買ってみました。オイル会社はアルバータ州政府からMineral Rights(オイルを地下から掘り出す権利)をLeaseする形を取っていますが、生産資産に関しては実質各社が保有しているのと一緒です、つまり現物資産を持っています。仮に2割以上株価が下がれば、そのオイル資産自体にはそれ以上の価値が有るので、買収されるという形でプレミアムが支払われ損はないかなと。

 

まあ、そんなに話はうまく行くのか、自分で自分が見ものです。こう書いてみると、分析甘いな。まあ、どんなに損しても$10,000を超えることはありえない、それなら買って見たかったというのが一番の理由です(笑)。