カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

トランプは今回はやばいかも

世論調査でもトランプ劣勢が伝えられてますが、私個人の感覚でも劣勢なのが感じられます。

 

4年前の選挙時は、マスコミがトランプ劣勢を伝えていたものの、トランプ優勢を私の周りでも感じることが出来ました。隠れトランプ支持者が沢山いたからです。ランチタイムなどは選挙の話題で職場も盛り上がりました。特に女性に多かったように思うのですが、トランプを毛嫌いする人が多く、人種差別者のレッテルをはられていたトランプを支持する発言をすることはカジュアルな場でも憚られる雰囲気がありました。しかし、コーヒーをいれているときなどちょっとした時に個人的に探りを入れると、トランプを支持する人が年配の男性を中心に圧倒的に多かったのです。

 

トランプはマスコミではブルーカラーの移民に仕事を取られた白人層が支持者という報道が目立ちましたが、いやいや、ホワイトカラー層やエリート層でも支持者は多かったように思います。彼を支持する人は差別主義者ではありません。単にトランプはビジネス支持を明確に打ち出していたからです。例えば、トランプは様々なオイル関連の規制を撤廃し、テキサスのオイルビジネスは更に活況を呈しました。カナダが環境問題を打ち出しカナダのオイル産業に様々な規制をかけているのとはとても対象的な事です。当時のトランプは、オバマが皆の期待を多く集めたものの綺麗事ばかりで何もしなかったのに対し、時代の流れや人の思いをうまく汲み取りました。国内の雇用を生み出すためには綺麗事は捨てて本気で取り組みますというメッセージは時代を捉えたと思います。

 

でも、今回の暴動となっている人種差別問題に対して、トランプは人々の気持ちをあまり理解できていないように思います。やることなすこと、全てずれている。今年はちょっと厳しいかもしれません。左寄りである民主党が政権を取ると株価は下がります。株価がトランプ落選を予測しそれを株価に織り込むのは9月か10月頃でしょうか。Covid 19と合わせ、秋は株価下落の準備をしようと思います。