カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

海外就職(カナダ)

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さて、修士論文も売却先も見つかり、次はいよいよ海外就職です。まずはどこの国をターゲットとするか。

 

ターゲットとしたのは、米国、カナダ、オーストラリア、ドイツ。英語圏の国もしくは、生活の質がとても高そうなドイツ(イギリスは家が小さくてそもそもダメ)。

 

現実論としてドイツをまず最初にリストから外しました。ドイツは文句のつけようがない国ですし、きっと私のバックグランドを考えると比較的簡単にオファーが貰える。しかし、問題はドイツ語です。英語でさえ仕事レベルで使えるレベルではないのがMBAで嫌ほど分かったのに、これからドイツ語をやることは略不可能。ドイツ語学習で人生終わります。それは本末転倒。

 

オーストラリア、ここは白豪主義で有名です。駐在員の方に聞くと全然人種差別なんてないよと仰る方は多いのです。日系企業の駐在員としてその会社のオフィスに行って、日本からの出張者のアテンドして、たまにオーストラリアの会社と面談してそれを本社に報告して生きている人は、オーストラリアに住んでいるようで、実は日本村なのです(勿論例外もいますよ)。私のベトナム時代は正にそうでした。クラスメートに深く聞き出すと人種差別はきついと思いました。だからここはバツ

 

米国。シアトルで今度こそという思いが強かったですが、米国はワークビザは出ても永住権はとても困難。日本にいるとあまりピンと来ないかもしれませんが、海外就職の際に最も重要なのはビザです。ビザがなければ滞在できない、まして就職も出来ない。

 

実は消去法的に残ったのがカナダなのです。カナダ出身のクラスメートによると人種差別はかなり少ない、永住権は比較的取りやすい。そして家はでかい。問題は仕事です。カナダってロッキーマウンテンとか、ナイアガラの滝とか思い浮かべますが、仕事ってイメージありませんでした。でも仕方ない、ここしかないという思いで、カナダをターゲットとしました。

 

 

ではカナダでどの会社をターゲットするか、そう、日系企業です。MBAを取ったからと言っていきなりビザなしの人間を雇うカナダ企業はありません。従って手順としては、

  1. 日系企業でワークビザを出してもらう、もしくは駐在員としてカナダに来る
  2. ワークビザ、駐在員の間に永住権を取得
  3. カナダ企業への転職

海外就職ってかなりややこしいのです。勿論、カナダ人と結婚するとか、すし職人としてビザを発行してもらうってありますが、これらは私のやり方ではありません。それなら私は日本の大企業に戻って自分のキャリアの可能性を追求したいと思いますし、日本でそれなりのキャリアを築き上げた方だとそう考える人は多いでしょう。だからMBA取っても皆んな日本に戻って就職するんですけどね。でも私の目的はあくまで海外就職。シアトルで出会ったアマゾンやマイクロソフトの人たちにようになりたい。ここは頑張るしかありません。

 

そこで、ネットでカナダの日系企業にレジュメを送りまくりました。カナダの日系企業で現地社員としては十分すぎるキャリアだし、MBAも持ってるし、俺を取らないわけがないという気持ちで出しました。同時に、日系企業本社に、カナダ駐在員の条件付きという事でレジュメを送りました。

 

まずはカナダの日本企業、反応ゼロ。全くのゼロ。この当時は何故だか全く分からず。

 

日系企業本社、レスポンスはかなりあり、面接にもいくつか行きましたが、結局はカナダ駐在員を検討はするが約束はできない、そもそもそのような雇用の仕方はしていないとのこと。相変わらず杓子定規で日系企業ダメダメだなと。そして、イギリスからきてるのに今それを言うかと。とんだ時間の無駄でした。

 

さて、どうしましょう。