Portfolioのお勉強6(Bondの代わりにインフラ株?)
Youtubeである方が、Bondを持つなら株価が安定していて配当もあるインフラ関連株が良いという事を仰っていたので、実際に数字で確認してみましょう。
これは、XLUという米国のインフラ関連株のETFなのですが、3月23日を底として、S&P500と同じではありませんが、逆相関とはとても言えません。また、今年最高値から比べて16%も未だに低くなっています。うーん、これは無理だな。一応、Backtestingでパフォーマンスを見てみます。
1. SPY 70% (S&P500 Index) 70%, TLH 20%, CGL.TO 10%
私が今のところ思うベストのポートフォリオ
2. SPY 70%, XLU 20%, CGL.TO 10%
結果は、
利回り(CAGR)こそ、XLUの方が良いものの、Volatilityは高くMax Drawdown (最悪時のポートフォリオ下落最大幅)は17.38%とかなり悪く、S&P500単体で保有するのとさほど変わりません。結果としてSharpe RatioはPortfolio 1よりも低い。つまり、XLUはインフラ株といえども株式なので、Volatilityを下げる役割にはあまり役に立たないことがわかりました。
現状の理解:
Utilities関連株は株価下落時にはしっかりと下落しているし、株価と逆相関としてマイナスを打ち消すことは期待できない。やはり、株式投資のVolatilityを下げるにはBondが必要。