カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

Portfolioのお勉強5(どのBondがベストか)

前回までの勉強で、株式70%、Bond 20%, 金10%が利回りとVolatilityのバランスが優れていると私が思うポートフォリオであることが数字で確認できました。そこで、前回選んだTLHがベストのBond ETFと言えるのか、これを今回は検証します。USの記事お勧めの7 of the Best Bond ETFsという記事を見つけたので、このお勧めのETF達とTLHを比べてみます。

 

まずは、

1. SPY (S&P500 Index ETF) 70%, TLH 20%, CGL.TO 10%

2. SPY 70%, LQD (Investment Grade Corporate Bond ETF) 20%, CGL.TO 10%

3. SPY 70%, SPSB (Short Term Corporate Bond ETF) 20%, CGL.TO 10%

 

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上記ではTLHがベストと私は考えます。Sharpe Ratioは一番高く、利回り(CAGR)、標準偏差(Standard Deviation)も一番低い。LQDはInvestment GradeとはいえCorporate BondなのでVolatilityが高いのでしょう。また、SPSBは短期のBond中心なので利回りが悪い。こうやって検証すればするほど、Bondへの理解が高まってきますね。良い方向に向かっています。

 

次は、

1. SPY (S&P500 Index ETF) 70%, TLH 20%, CGL.TO 10%

2. SPY 70%, SHY (1-3 yr Treasury Bond ETF) 20% , CGL.TO 10%

3. SPY 70%, SPSB (INternational Corporate Bond ETF) 20%, CGL.TO 10%

 

結果は以下。

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やはり、Portfolio2のSHYは短期のBondなので利回り低い。SPSBはInternationalのCorporate Bondですが、Volatility高く利回る低い。ここまででも、TLHが一番Best

 

最後は、AGG(Core US Aggregate Bond ETF)との比較。結果は;

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AGGは人気商品のようですが、利回りもTLHと比較して低く、Volatilityも高い。

 

今回で分かったのは、TLHがS&P500 Indexと組み合わせるには、利回り、Volatilityのバランスを最大化してくれるということです。もっと掘り下げると、

  • Corporate BondはS&P500と逆相関が弱く、株価下落時に一緒に下落する傾向があり、株価との逆相関の強いTreasury BondがS&P500との相性が良い。
  • 短期過ぎるとS&P500下落時にそれを打ち消してくれない、長期だと過去20%以上の価格下落があるので安定しない、従って、10-20年Treasury BondであるTLHS&P 500との相性はベスト。

 

今回の勉強ではUSの記事お勧めと比較しましたが、TLHがそれでもベストであることは変わりありませんでした。