カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

我が家は何とか食べていけるか

私の会社は来年初旬に合併されることになったので、社内はとても混乱しています。この合併に伴い新会社に移れるのか、パッケージを貰ってレイオフされるのか、大きく人生が変わります。そこで、レイオフされた場合、何が起こるのかを考えてみました。いわゆる、最悪の事態を想定するというやつですね。

 

現在はオイル価格が大幅に下落しているので、私の会社だけではなくどのオイル会社も収益が急激に悪化し大幅なレイオフをしています。エクソン、シェル、シェブロン、どこも同じです。従って、こういうタイミングでレイオフされても、他の会社も人を切ってるので次の仕事を見つけることは相当難しいのです。同じ業界ではほぼ不可能と言っていいかもしれません。逆に景気が良いときは全く別で、オファーにサインすればサインアップボーナスなど、オファーとともにいきなりボーナスをもらうなんて事も過去には多々ありました。今はその真逆の状態です。

 

そこで、自分の家族がどのくらい食べていけるのか、エクセルでシミュレーションしてみました。今の金融資産、今後の期待利回りを年5%、インフレ率2%、妻が今のペースで今後10年働くこと、家族4人の生活費は今後10年は年間$80,000, その後子供が家を出たら$70,000、子供の大学費用は一人$100,000, カナダの政府からの年金も入れてみました。すると、私が仮に働かなくても、私が95歳まで、妻が86歳までお金が持つことがわかりました。従って、仮に私がもうリタイヤしても家族は食べていけます。また、私の家は地下だけで4つのベッドルームがあるので、そこを貸せばもっとゆとりが出ます。ただし、金融資産の期待利回り5%というのは少なめに仮定してますが、もし今後数年でも株価が大きく下落すれば話は変わってしまいます。従って、これはあくまで仮定の話です。でも、理論上は既にリタイヤ出来る状態ができているというのがわかって少し安心しました(妻はあと10年働きますが)。これに伴い、社内でも他の人ほどイライラせず、少しゆとりを持つことが出来るようになりました。これまで同僚のように別荘を買ったり高級車を乗り回したりしなくてよかったとつくづく思います。オイル会社のキャリアは50歳で終わりとは聞いてましたが、まあこういう業界そしてこういう生き方なのかもしれません。

 

ただし、今後全く仕事しないというのはつまらないし、何のために苦労してP.Engを取ったのかわからないしMBAの学歴も活かしたい、また、まだまだチャンレンジを続けたいので、仮にレイオフされたら少し休んでから、チャンスを是非見つけ出したいと思っています。