カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

Ray Dalio の経済の季節(ポートフォリオ)

Ray Dalioが唱える経済の季節はとてもおもしろい考え方で、私自身の資産ポートフォリオ作成のためにとても役に立ちそうなので、其の考え方をここでまとめておきたいと思います。

 

彼は経済には4つの季節があり、その季節により上がる商品があるといいます。

  1. デフレ期:中央銀行により金融緩和が行われ、実体経済が悪くても株式及び債権が上昇。
  2. 実体経済の成長期:株式及び債権、同時に金、コモディティも上昇。
  3. インフレ:実体経済の成長期が続くとインフレが起こる。インフレとは貨幣価値の下落であるため、金、コモディティが黄金期を迎える
  4. 実体経済の下降期:インフレが進み中央銀行が金融引締を行い金利が上昇、株価、債権、コモディティ全てが下落。従って、ここでの投資商品は米国債のみ

上記1−4の流れが一般的なマクロ経済の考え方だと私は理解してますが、Ray Dalioさんはこれら4つの季節は必ずしも順番に来るわけではないと仰っています。

 

現在はデフレ期であるため、上記1の季節で株価債権が上がる時期と言えると思います。Dan Takahashiさんが、金とコモディティの投資を増やせとアドバイスされていますが、それは来る2及び3の季節への準備なのだと思います。

 

この季節を頭に入れて次を先読みしながら資産ポートフォリオを調節するのはDan Takahashiさんのやり方だと私は理解していますが、季節がどう動くは予測が難しいので米国債を55%にするRay Dalio推奨のAll Weather Portfolioにするべきか、まだ迷っています。今度はDan TakahashiさんのオススメポートフォリオのBacktestをしてみたいと思います。私は数字を見ないと自分を納得させられないので、手間がかかります。