カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

審判は来週か

ご無沙汰しております。なかなか記事をアップする気持ちにはなれませんでした。

 

私の会社は同じカルガリーのオイル会社に買収されたのですが、買収に伴う人員の大幅削減は1月下旬に行われます。現時点ですでに誰が残って誰が去るのかの決定はくだされていると思います。今回は先方が3千人、こちら側が5千人なので、恐らく2千人くらいは削減になるでしょう。ただし、私は本社機能で働いており、先方とばっちり重複しているので、生き残るかレイオフを食らうかは半々というところでしょうか。

 

今回は買収といいながら、社員数は買収される方が多いこともあり、買収側、被買収側に関わらず、ベストの人材を選ぶという方針で新組織が作られるそうです。そうは言っても実際には私側は不利だと思いますが。こういうときは、トップから組織図が出来上がっているので、そこから漏れた人はすでにレイオフの通知を受けています。ある人は私がM&A舞台にいたときの同僚で、彼は2つの大きなディールを決めてVice President食についていのたですが、ポジションの都合で彼の専門の舞台ではないポジションにいました。昔の会社であれば彼が優秀なことはトップは知っているので問題はなかったのですが、このようは買収されることになり新組織を作ることになると、彼のVice Presidentとしてのその分野での経験は浅く、あっさりとレイオフとなってしまいました。かれは博士号も保有してますし仕事もできるのでとても残念です。また、通常のレイオフと違い、買収に伴うレイオフは、株主に対しシナジーをすぐに証明しないといけないので、ベストを尽くしながらも限られた時間でスピードを持って実行しなければなりません。数千人の社員のプロファイルを精査する時間はありません。したがって、今は双方の社員が新しい組織図のなかで一時的に分類されているのですが、その一時的に分類された中での選抜が行われます。私のメンターだった人は、これまたともて優秀なGeologistの資格を有しMBA保有しているのですが、彼は現在分類されたチームに選ばれたVPと折り合いがあまり良くなく、とても困難な状況だと本人は言っています。かくいう私も、私の昔の上司は生き残ったのですが、彼も昔のチームから恐らく半分以上の人員を削減しなければならなく、先方の会社はとても平均年齢が若く、年齢的に見ると私には不利に働きそうです。この状況下でオイル会社で生き残っている人は皆さんとても優秀なので、私の職歴や資格もあまり特別とは言えないのかもしれません。まあ、博士号の人が簡単にレイオフされるのですから当然ですね。

 

今このような状況なので殆ど全ての仕事は止まっていて、社員同士Work from Homeななか、こんなことばかりビデオで話しています。まあどうなりますか。