カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

鉄道会社からInterviewの誘い

現在、あるエネルギー会社からのオファーを待っているのですが、昨日、カナダの大手鉄道会社の戦略作成チームからインタビューに進んで下さいとの連絡がありました。

最近のこの北米の就職では、Application提出後、書類審査に受かると人によるインタビューではなく、指定のサイトに行って、そこで質問がでて、それをビデオで録画し、それを先方の会社が見て対人のインタビューに行くかを決めるというプロセスががメインになってきました。この分野でも生産性向上の追及は変わりません。やっぱり投資は北米の会社ですね。

 

しかし、私はこれを大の苦手としています。人であれば、多少英語にアクセントがあっても、この人はいい人そうだとか、面白そうだとか、会話の中で相手の反応に合わせ印象を残せます。しかし、先方の質問にビデオで一方的に答えるとなると、相手の反応はありませんので崩した答えは出来ず、かなりカチカチのフォーマルで回答しなければなりません。そうなると、英語にアクセントがあるのは、それでなくても不利なのに、かなり難しくなります。つまり、笑ってごまかす、多少下手な英語でもキャラクターでカバーするという技が使えません。

 

そうはいってもこれがトレンドですから、なんとかここで頑張らなければなりません。少し調べてみると、この鉄道会社、本当に面白そうです。鉄道会社といっても日本のように乗客を乗せるのではなく、石炭、石油、小麦、その他農産物、肥料など北米中にこれらのコモディティを鉄道輸送する会社です。昨今の環境負荷のかかるビジネスに対する投資家や市民の厳しい目を考えると、これから新たに鉄道を引く、設備を立てるということは難しいですから、逆に言えば鉄道網を既に保有している鉄道会社には新規参入がほぼ不可能で、今後は買収による合従連衡により規模は更に大きくなり、実質的な独占的なビジネスモデルになっていきます。従って、今後も伸び続ける超優良企業です。こんな理由でWarren Buffetも鉄道株を長期保有しているのでしょう。この会社、エネルギー会社より面白味は無いですが、安定ということを重視するなら最高でしょう。面接の練習、頑張ります。