就職活動のまとめと分析
1月26日にレイオフされて以来、約4か月が過ぎました。これまでの仕事探しのまとめをしたいと思います。
これまで提出したApplicationの数は合計86通。オイル会社、オイルサービス会社、エネルギーコンサルティング、投資銀行、航空会社、パイプライン会社、オイルダウンストリーム会社、電力会社、アルバータ州エネルギー部門、カルガリー市、肥料会社、通信会社、鉄道会社と他業種にわたります。そして、インタビューに呼ばれたのが7社です。つまり書類審査を突破できたのは8.1%の確立。現在カルガリーはオイル大不況による会社合併によりレイオフが過去7年頻繁に行われており、この突破の確率はかなり高いと言えると思います。
インタビューに呼ばれたのは、
- ベースメタル開発生産会社。原料炭市場の分析及び戦略
- 鉄道会社。投資評価の仕事
- エネルギーコンサル。Natural Gas Liquids市場分析
- 電力会社。投資計画
- 中堅オイル開発生産会社。経営企画
- 肥料会社。戦略策定
- エネルギーダウンストリーム会社。小売りチェーン店の開発維持
- オイルサービス会社。経営計画
です。インタビューに呼ばれた理由は、主に3つだと自分では思っています。前オイル会社の名前、MBA保持、P.Eng保持です。やはり大不況になると、会社名や資格が聞いてくると思います。逆に、学士以外何もないとなると、前の会社の名前だけではかなり厳しいと思います。
こう見ると、私のレジュメは、州政府、市役所、航空会社からは全くお呼びがかかりませんでした。また、電力会社も一社から呼ばれましたが、これは個人的なネットワークを使ってインタビューに呼ばれたので、レジュメ自体はあまり評価されなかったのかもしれません、もしくは、Over Qualficationと言って、先方の欲しい要件よりも、私のキャリアが高すぎたということかもしれません。これは北米ではよくあることで、景気が悪くなってその人のスペックが必要なものより高すぎると、景気が良くなるとこういう優秀な人材はすぐに辞めてそれに見合う会社に転職してしまうので、まあ簡単に言うとミスマッチは取らないということですね。
私のキャリアはコモディティ関連会社の市場分析もしくは戦略関連という職種からの受けが良いと言えると思います。逆に、政府系、電力会社などののんびりした組織からは少し煙たがられるのかなと思います。まあこういうところは楽なんですけどね、きっと私自身もこういうところではイライラが止まらないんだと思いますし、給料低くて結局辞めるかな。因みにいまだにエネルギーコンサルが残ってるのですが、もうきっぱりと断ろうと思います。
今日は友人とお散歩に行ったのですが(勿論Social Distanceを取ってマスクをつけて)、彼も上記の鉄道会社とのファイナルステージに入りました。すでに4つの面接とケーススタディを受けて、最後は同僚となる人たちとの相性判断になります。彼はP.Eng保有の35歳で監査の仕事を申し込んでいるのですが、給料のすり合わせの際、ここアルバータ州のエンジニア協会から出されているエンジニア給料ガイダンスを引き合いに出し、彼の経験だとベースで$120kから$140kは必要と回答し、先方が少し引いてしまったという経緯があります。ベースでこれですから、ボーナスを入れると年収はこれの3-4割増しになります。なかなか強気だなと個人的には思います。鉄道会社ですから、どうなんでしょう。Let’s See ですね。
彼を含め、このレイオフネットアークの絆はとても強く、それぞれが今後別々のキャリアを進むことになりますが、今後はより助け合って仕事を紹介しあっていくことになると思います。また、話は飛びますが、こんな私にチャンスをくれたベースメタル開発会社そしてカナダには本当に感謝していますし、世界中からタレントを集められるカナダ社会は本当に素晴らしいと思います。