カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

G7会議での日本の首相

しっかりとした日本語力があれば英語なんてそんなに気にすることはない、なんとでもなるって言う方々。これは大きな間違いだし、大嘘です。そういう人に限って日本で演説をうつけで外国でそんなことは言わない。

 

G7会議で日本の首相が一人蚊帳の外っていうのが話題になっているようですね。この方がしっかりとした日本語力があるかは私は全く知りませんが、仮にこの方が日本語が上手くたってG7で他のリーダーたちと上手くやっていくことって英語が出来ないと出来ないですよ。当たり前ですよね、だって英語で話すんだから。そもそもこの人見た目が貧相で格好悪いですね。

 

話す内容がないような人は問題外として、海外で働くにはその仕事をすすめるスキルは勿論、ネイティブ並みの英語は必要です。そう、TOEICが900点とかそんなレベルじゃなくて、ネイティブ並みです。勿論、海外で働くっていろんな働き方があって、日本の会社で駐在員として働く、海外の会社でその本社で働くというのでは全く異なってきます。駐在員ならそれなりで大丈夫でしょう。後者の場合は、ネイティブ並みの英語が必要です。そうしないと、どこかの首相みたくなりますよ。まあそもそも、そのような人にはオファーを貰うまでは到底行かないから、そのような立場を手に入れること自体ありません。

 

日本の一般的な英語論議は余りにも非現実的で余りに概念論過ぎて話になりません。日本語がしっかりしていれば・・・何ていう人は、そもそも海外本社で働いたこと無いからこんな嘘が言える。僕はこういう嘘を話す人は悪い人だと思います。

 

私は仕事柄世界中の経済指標を見ています。日本の経済指標はありえないくらい低く、マーケットとして話題になりません。経済は過去30年停滞し、生産性はありえないくらい低く、英語も通じない国なのです。日本の会社で働くということはマイナーリーグどころかアマチュアリーグで野球をするようなものです。生産性も低く、且つ労働市場が効率的に機能していないので、長時間働いたって高い給料なんてもらえないのは当然です。そしてこの傾向は今後も続くでしょう。メジャーリーグで働きたければ、高い論理的な思考力と目指す国で通用する資格、そして来る時点でネイティブとは言いませんがかなり高い英語力を持たないと始まりません。私はイギリスでMBAを取りましたが、今でも英語が足を引っ張ります。日本のマスコミが全く言いませんしきっと知らないからかけないのでしょうが、これが現実です。自分は無理でも、せめてお子さんにはきちんとした英語教育を受けさせてあげてください。小学受験でプリントなんて世界で何の役にも立ちませんよ。そうそう、フィリピンとかシンガポールの英語は駄目ですよ、あれじゃここ北米では英語とは呼びません。