カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

MBAより役立つ資格、経営企画やM&Aの場合

今日は仕事を見つけるうえで役に立つ資格について。

 

必要な資格は当然仕事内容により異なるので、経営企画やM&Aの仕事をする場合に必要な資格について書きます。

 

一般的に言えることは、経営企画の仕事の場合はCPAM&Aの仕事をする場合はCPAもしくはCFAが求められる場合が殆どです。経営企画の場合、長期キャッシュフローやP&Lを作ることになるので、会計系の知識であるCPAを採用の必須条件にする場合が殆どです。私もこの仕事をしていたのですが、この仕事をするためには会計知識主体のCPAは実際には必要ありません。それよりも、オイル会社であれば、ビジネスユニットの仕事内容を理解できるエンジニア資格であるP.Engや会計やファイナンスそしてビジネス全般を理解できるMBAのほうが役に立つと思います。しかし、恐らく経営企画は数字を扱う上、会計系の人が流入しているので、彼らの牙城を守る為に敢えてCPAを条件に出しているのではないかと個人的には思います。

 

そして、M&A関連の仕事ではCFA。これはMake Senseですね。CFAは単なる会計ではなくCash Flow全般を扱うのでM&Aにはとても役立つ資格ですし、必要な資格だと思います。

 

さて、CPAとCFAと比べMBAですが、経営企画であれば、CPAしかダメというところもあるし、CPAもしくはMBAという場合も多くあります。そして、M&Aであれば、CFAしかダメというところもあるし、CFAもしくはMBAという場合も多くあります。従って、MBAは汎用性は高いけど、CPAやCFAに比べると、絶対的ではないというところでしょうか。

 

従って、CPA、CFA、MBAどれがベストか、シンプルな答えはありません。状況によって異なりますが、上の説明で皆さんの参考になれば幸いです。

MBAはどこでとるのが良いのか?

今回は、MBAはどこでとるのが良いのかについて書きたいと思います。勿論これの答えは、その人の状況や目的によって違うのは当然ですが、海外就職するという目的のために絞って、例えばここカナダで就職するためにはという具体例で書きたいと思います。

 

結論から言えば、就職する地元の有名大学でMBAを取得すべきだと思います。

 

最近の就職のトレンドは過去の記事でも書きましたが、LinkedInがネットワーク構築のために大きな役割を果たしています。LinkedInから空いているポジションの情報をつかみます。空きポジションはIndeedでも構いません。その後Applicationを提出し、その会社で且つ提出したポジションと近い仕事をしている人や、出来ればHiring ManagerをLinkedInで見つけ出し、その人に個人的にアクセスし、Shortlistされるように働きかけます。ただ、私のように日本育ち、MBAはイギリスという場合、ここカルガリーでのネットワークは、前会社のネットワークに限られます。従って、私の大半のネットワークは前社に人たち、もしくは前社で働いた人が別の会社に移った先に限られます。現在のように、オイル業界が大不況の時、オイル業界の人はやはりオイル業界で動く場合がほとんどですから、私のネットワークをポートフォリオに例えると、オイル上流業界に固まっています。しかし、このオイル不況の中、私はエネルギー関連ということで、電力、パイプライン会社などのUtility系と呼ばれるところで仕事を探そうと思っていますが、そこで私はあまりネットワークを持っていません。私がMBAを取得したエジンバラ大学卒という人たちもここカルガリーでもそこそこいますが、何故か弁護士が多くて私が目指す、戦略系や経営企画などには関わっていません。

 

そこで役に立つのが地元大学でのMBAです。例えば、ここカルガリーでもいくつかのMBAコースがありますが、まあまともなレベルといえば、カルガリー大学でのMBAでしょう。カルガリー大学のMBAというのは世界的にはあまり大したものではありません。また、大学の格としては、同じアルバータ州エドモントンというところにある、アルバータ大学のほうが上です。しかし、ここカルガリーに本社を置く会社で働く人がMBAを取るには、やはり地元のカルガリー大学に行く方が殆ど。

 

私の前社の同僚も、アメリカの有名大学やトロントのランキングのより高い大学でのMBAも考えていましたが、結局はカルガリー大学でのMBAを取りました。従って彼のネットワークは世界中にはほとんどありませんが、カルガリーの有名企業といわれる人たちと強いネットワークを持っています。勿論オイル会社だけではなく、パイプライン会社、電力、航空会社、肥料会社など多岐にわたっています。

 

皮肉なものです、ITの発達で世界は小さくなりましたが、LinkedInが主要なツールとなり、ネットワークというよりアナログなものがJob Huntingにはより重要となりました。個人的には、LinkedInを通してHiring Managerに到達し自分をShortlisitingしてもらうというやり方は裏口入学のようでフェアーなやり方だとは思いませんが、これが今のJob Huntingのここ北米でのやり方なので仕方ありません。

 

MBAは地元の有名大学で、これをお勧めします。

4次面接終わりました

四次面接、終わりました。まずはその前に、Case Studyをメールでもらい、その内容をパワポに纏め、月曜朝8時に提出しました。かなり大変なCase Studyでした。とてもマイナーな商品の世界での需給、エンドユーザー、私の受けている会社のターゲットとなる顧客、そして、もし生産量を増やすとすれば世界での需給と価格にどのような影響を与え、収益にどのくらい影響するかを纏めました。この商品はとてもマイナーなものであまり纏まったデータがありません。しかも、短期間である程度のQualityのものを纏めるにはやはりアナリストレポートやエネルギーコンサル会社のレポートが必要です。したがって、前会社のわたしの同僚でこのコンサル会社で働いている友人や投資銀行で働いている友人に本来は有料なのですがこれらを送ってもらい、これらのレポートと、受けている会社の投資家資料を読み込んで、この短期間でこのクオリティのレポートを書ける人間はいないと言い切れるレベルのものを作って提出しました。私はプレゼンはかなりうまい方だと思うのですが、プレゼンだけでなくその後のディスカッションとなるとやはりカナダ人には劣る場合があるので、少なくても資料だけは他の候補者を圧倒するクオリティを見せたかったのです。

 

上記の資料を月曜朝8時に提出し、木曜日の面接に望みました。先方は、経営陣が一人、それに準ずる人一人、そしてディレクターが3人と、合計5人出てきました。カナダのオイル会社で10年やってきましたが、我ながら下手な英語でどえらい5人を相手によくやるなーと笑ってしまいました。それにしても、私一人の面接に5人も出てくるなんてこの会社暇なのかなーなんて思いも頭をよぎりましたが、まあかなり大きい会社ですし、雇用の需給関係は先方には有利なのでご時勢なのかもしれません。

 

プレゼンも面接自体もかなり上手く言ったのではないかと思います。面接の為の情報収集も、この会社で働いている知り合いに連絡して教えてもらい、面接の質疑応答の練習もかなりやり込みました。結果はわかりませんが、自分でやれることはやりました。

 

因みに、この面接が最終面接のはずなんですが、給料レベルの話が全く出ていません。通常はPrescreeningの時にお互いの給料レベルのすり合わせをして、その上でお互いに次に進みたいのかを確認するのですがこの会社とはまだ一回もやっていません。不思議です。まあオイル会社ほどの給料は望んでいませんが、やはりそれなりのものはもらわないとモチベーションに支障が出ますからね。まあ、まずはオファーを貰わないと。

三次面接突破しました。来週は四次面接

今朝朝一で三次面接合格したので、次の面接に来てくださいとの連絡がありました。次は、会社でもかなり上の方との面接となります。ただし、次回は普通の面接とは異なり、Case Studyのお題を頂き、それをもとに10分でプレゼン、そして残り50分を先方5人とDiscussionを行うというものです。Case Studyといっても、この会社が本気で考えていることだと思うので、Research能力と思考プロセスを見たいと言いながら、結構ガチなDiscussionになると思います。

 

金曜朝一のこの連絡があって、来週月曜の朝一にプレゼン資料を先方に送付し、面接は来週の後半を選びました。他にも候補者が数人いるはずです。

 

景気が良いときにはここまで採用面接に時間をかけないと思いますが、今は先方が選びたい放題なのでこんなこと言ってきますよね。この週末はかなり忙しそうですが、面接も含めがんばります。

インタビューフォローアップ作戦

先週木曜日にある会社のインタビューを受けましたが、そこの会社と仕事は是非取りに行きたいと思い、インタビュー後に何ができるか考えました。

 

まずは日本の製鉄会社で働いている友人に、私のReference Letter(推薦状)を私がInterviewを受けている会社にメールで送ってもらいました。この会社からするとこの方はお客さんに当たります。また、私の以前の会社の上司からも同様にReference Letterを送ってもらいました。言ってほしいことを纏めてメールで送ってとお願いしたのですが、わざわざ会社のレターヘッドを付けて本人のサインまで入れて威厳を付けてくれてEmailですがレターという形で送ってくれました。俺ってこんなに優秀だったっけと思うような文章を作ってくれました(笑)。本当にありがたいことです。因みにこの方、私をレイオフした上司になります。カナダって面白いでしょ。すべてビジネスなんです。個人的な感情を入れることは適切ではありません。

 

本来は先方からReferenceの依頼があって初めてこのようなことは行うのが通常ですが、この過当競争では何か人と違うことをしないといけないと考えアクションを取りました。勿論通常と違うことをするということはリスクとリワード両方考えられます。私は座して待つのは嫌なので、やれることは全部やったと思いたいのでこうしました。

 

実はInterview直前にも、私のキャリアサマリーをパワポ一枚に纏めて送付もしておきました。私はパワポでメッセージを伝えるのが得意なので、また資料なしに口だけで話を進めて普通のカナダ人に勝てるとは思わないのでこれを用意しました。これもある意味差別化戦略ですね。

 

またまたなのですが、Interview前にもLinkedInを通じて私の知り合いからInterviewer達に、私を推薦する旨の連絡を入れてもらっています。

 

やれることはやりました。これでだめなら相手が見る目がない。次に移ります。

粛々と淡々と、そして黙々と

本日も粛々とApplicationを送り続けています。Job Descriptionを見てKey Wordsをハイライトして、それをResumeとCover LetterにKey Wordsを取り込む。

 

そして、LinkedInでネットワークをとりあえず500人と繋がる為に、興味のある会社をLinkedInで探し、そこで働くPeopleというTabをクリックし、現在はその会社で働いているけど過去に私の前の会社で働いていた人をリストアップ、その方々とConnet申請をする。前に同じ会社で働いていたというだけで親近感を持っていただけるのか、どうでしょう、統計は取っていませんが感覚としては8割の方がConnectを承認してくれます。お陰様で440人まで来ました。

 

日本から一人カナダに乗り込んでくると、高校大学、そして日本での職歴から得たネットワークは意味がないので仕事探しではやっぱり大変です。

 

このプロセス、正直飽きますね。まあ仕方ない。

 

 

 

 

ある会社の二次面接を受けました。

先週木曜日に本面接を受けました。先方は人事一人を含めて4人です。

 

質問内容は、私の職歴の確認、自分の弱み、Underperformingの部下が居たらどうするかなどの想定問題などです。ここカナダはCovidは収束していないのでMS Teamsを使った面談となりました。先方から面接希望の連絡がありそれから一週間後の面接となりましたので、この会社のことはかなり勉強しました。WoodMackenzieなどのエネルギーコンサル会社の知り合いからこの会社のこと、そしてLinkedInを通して、現在この会社で働いていて且つ以前私のいた会社にいた人を探し出してTeamsで話をさせてもらったりして事前準備はしっかりと行いました。まあこれでだめなら仕方ないかな。まあここまでくると、相性ですからね。今後私ができることは、このような本面接まで持ってくる件数を増やすことです。ここまで持ってくる回数を増やせれば、いずれ相性の合う相手が出てくるはずです。

 

また、この会社の他に、北米最大の肥料会社の戦略部門からPrescreening Interviewの案内が来ました。これは本当に不愉快なものでした。金曜日の夕方4時50分にPrescreening Interviewの依頼があり、日曜日午後5時までにこれを完了させなさいとのことでした。これは電話でのInterviewではなく、Computer上で相手の質問に応えて、私の応えているところをコンピュータ上で録画して先方が後でそれを見るというものです。しかもその案内のメールに、このVideo Interviewは採用活動の効率化を図るものと書いてありました。まあ先方からすれば効率は良いでしょうが、私はこういうProfessionalに対してRespectをしない会社で働くつもりはありません。そもそも、この会社はかなり大きい会社なのですが、肥料会社にはApplicationは提出したもののPassionを感じられませんでした。それにしても失礼な会社です。

 

来週からまたApplicationは色んな会社に送り続けようと思います。皆さん良い週末を。