カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

戦略コンサル面接突破法2

前回書いた通り、私の売りこみテーマは、「メーカーの内実を知り尽くしたベトナム帰りの理系営業マン」です。テーマが決まったところで、このテーマに従いレジュメを書き、大手戦略コンサル6社にレジュメを送りました。2社は書類審査不合格、4社は面接まで進みました。結果から申しますと、2社は最終面接まで、そして最後1社からオファーを貰いました。

 

これまでの職歴の説明や志望動機などでは、ベトナムでの電気店を一店一店まわって販売網を構築した話、ベトナムでのトラブルなどを織り交ぜ当たりはOKで進んだのですが、最大の難関はロジック問題でした。今でも覚えている問題は、

 

  • あなたがGMの日本支社長ならどのような戦略を作りますか?
  • 首都高の渋滞を解消する戦略は?
  • コンタクトレンズの市場規模はどのくらい?
  • あなたのいうブランドという言葉の定義は?

面接官見ている点は下記の項目。

 

  • 解決策を考える視点がMECEになっているか(漏れなくダブりなく)。
  • 上記の視点を洗い出したら、それぞれの視点に対し、その視点を解決するにはこれらの視点、更にそれらの視点に対して、この視点というように、まるでピラミッド構造のように視点をつなぎ合わせているか。
  • それぞれの項目に対し、分かるところとリサーチをかけなければいけないところを明確にして、リサーチはどこらあたりを調べれば情報やデータを収集できるかまで答えられれば完璧。

 

逆に、視点に漏れが目立つ、ロジックが矛盾したり飛んでいる、ある一つの視点だけを掘り下げてしまって別の視点を全く議論しないなどは、当然アウトです。

 

面接対策として、バーバラミントの

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

 

は是非熟読してください。戦略コンサルのバイブルと言われている本です。

 

結果は、一社はパートナーとの最終面接で上記の首都高問題でお手上げで地頭の悪さを露呈してダメでしたが(パートナー面接でロジック問題とは意表を突かれた)、一社からはオファーを貰うことができました。いきなりそれまでもらっていた年収の倍、そして何より、ようやく自分が成長できる場所を得られたと考えとても嬉しかったです。

 

もしあなたが学生なら、私のように遊び惚けるのではなく、学生の間にまじめに勉強してまじめに就職活動やりましょう。取り返すのはとても大変です。間違っても私のように、学部の所に張られた会社リストの下に自分の名前を書き込んで就職活動終わりにするのはアカン。

 

さて次は、コンサル奴隷時代ならぬ、ビジネス道場編です。