カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

外資戦略コンサル後のキャリア

圧倒的成長ができる外資企業ランキングに私が以前お世話になった会社が上位に載っていました。そこで、戦略コンサル後のキャリアについて私見を述べます。

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外資戦略で働くと圧倒的成長ができるというのは経験上本当にそうだと思います。上記ランキングでも上位5社のうち4つが戦略コンサルです。情報収集力、仮説構築力、論理構成力、企業トップへのプレゼンの機会、そこから培われるコミュニケーション力など、他の業界ではありえないIntensityでこれらのスキルを急速に伸ばすことが出来ます。しかし、日本の戦略コンサルの難しいところはその先のキャリア構築です。

 

戦略コンサルでは30歳超えで一般大企業の部長クラスの給料を得ます。聞こえは良いですが、これは良し悪し。このため日系企業への就職はとても難しい。日系企業の給料体系は30歳の人間にいくら優秀だとはいえ部長クラスの給料を上げる事は不可能です。となると、その先は外資企業への転職となり、オプションは減ります。外資と言ってもコンサルより高い給料を出せるのは投資銀行か、普通の業界の外資ではエクゼクティブレベル。一部大前研一のように大成功する人を除けば、自ずと太く短くという人生になりがちです。従って、生涯年収で考えると、新卒から日系企業でも高給と言われる会社で働くのとあまり変わらない、もしくは負けてしまうことがあります。熾烈な面接を突破し寿命を縮めて働いて、スキルを猛烈につけて自分に自信がついても、生涯年収では自分が期待した程は報われないかもしれません。それなら、一部の商社や生保で働くという選択肢が合理的と個人的には思います(商社は魅力的で面白い人も多いし)。

 

一方で、海外にある海外企業で働く為には、外資戦略コンサルのキャリアは高く評価されます。私が今の会社からオファーを得られたのも、外資コンサルのキャリアが役に立ったのは間違いありません。日系企業だけのキャリアでは、その海外企業や業界にもよるのかもしれませんが、ほぼ不可能だと言えます。やはり、欧米企業は欧米でのキャリアしか評価しません。

 

人それぞれ考え方はありますが、個人的な見解でザクッと切ると、日本国内でキャリアを築くなら戦略コンサルで死ぬほど働くことが生涯給料で報われるかは微妙、海外に打って出るなら大いに役に立つと考えます。本当にザクッと行きましたが。