カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

オイル戦国時代

ずっとバタバタしてまして、記事をUpできませんでした。

 

今年はCovidながら、エンジニアの資格も取得できましたし、そのセレモニーも11月にあるし、空手の黒帯も取れるかもしれないと、これまで頑張ってきたことが目に見える形になってきたので、順調すぎて逆に嫌だなと思っていたところです。

 

昨日日曜日の朝、子供達をスイミングクラスに連れていきふとラジオを付けると、なんと私の会社が買われたとのニュースがトップで流れました。聞き間違いかと思い会社のメールをチェックするとその旨のメッセージが入ってきてそれを確認しました。カナダのオイル会社の3位と4位の会社の買収・合併で、これによりほぼ2位の会社と規模で並ぶことになります。

 

オイル価格が低迷すると当然業界での合従連衡が起こるのですが、まさが自分の会社が飲み込まれるとは思いませんでした。私の会社は昨年あるオイル会社の買収に失敗したのですが、今回は逆に買収されることになりました。この業界、一瞬先は闇です。

 

ビジネスとして考えると、資本市場が適切に働いているといえのですが、我々従業員の立場では異なります。買収、特に合併の場合には当然シナジーが前提となり、レイオフは必然です。まあ、このレイオフを乗り越えればより大きなステージで幅を利かせて仕事を出来るのでより面白いとも言えませすが、家族持ちとしてはそんなに楽観的には考えられません。

 

本日会社に行ったのですが、私の会社で安全といえる人はほとんどいません、ほぼ全員がレイオフの対象になります。一方、買収する会社も当然レイオフが同様に行われるのでそちら側の社員ももう疲れ切っているようです。

 

私は本社部門のど真ん中にいる仕事なので当然そのシナジーの対象となります。ただし、エンジニア資格とMBA保有している人はこの業界でも少ないですしこれまで良い評価をもらっているので有利に働くところもあるとは思いますが、数千のレイオフが行われるのでバッサリチームごと切られるというシナリオではどうしようもありません。私はポジティブにこの機会を捉えてると格好良く言いたいところですが、正直そうとは思えません。実際に殆どの同僚がかなり不安で眠れない夜を迎えていると思います。しかし、いろんな方がいるもんです。私の同僚の若い人は、$500kの別荘を買う方向で話を進めてるのですが、きっとサインすると言ってました。確かに、より大きい会社でチャンスも増えるのは確かですが、その前に大きなレイオフがあるのに、大丈夫なのでしょうか。私には考えられませんが、まあ人それぞれですね。

 

さて、今後ですが、今から仕事探しという手もありますが、今の仕事より良い仕事というのは正直カルガリーでは粗無いと思うし、そもそもポジション自体がこの環境ではありませんので、まずは自分のやるべきことをやってあとはなるようにしかなりませんね。あと、レイオフになるとしても、自分からやめるとパッケージ貰えないので、まずはそれを貰ってからでしょうか。見方を変えれば、レイオフは新たな人生を切り開くチャンスでもあると思うので、腐らずに人としてもきちんとしたいと思います。