カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

外資で働くということ

カナダオイル会社で働き始めて8年が経ちました。我ながら頑張って働きました。最初の仕事は企業やオイル資産の買収や売却の仕事。M&Aです。私は主に古い成熟した資産の売却を担当し、数千億円の資産を売却しました。そして昨年から経営企画の仕事です。今後10年間でどれに投資して、どこの資産を売却するかそしてキャッシュフローはどうなるかを作成する仕事です。業界と会社の未来が誰よりも早めに見えるのでやりがいがあり面白い仕事です。

 

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さて、基本の出社時間は朝8時から午後5時まで。ただ、別に何時に出社しても構いません。朝6時に来て午後3時に帰る人もいれば、私のように8時半に来て、5時半に帰るでも構いません。パフォーマンスさえ出していれば出社時間など誰も何も言いませんし思いません。大抵の人は朝7時出社、昼休み昼食を掻き込みジムで体を鍛え、午後4時前には帰社。帰宅後は夏はソフトボールの試合、冬はホッケーの試合を週に何回かして、また翌日というスケジュールです。私も、週に2回は昼休みにブーツキャンプを会社のジムでやり、帰宅後は週に3回の空手をやっています。仕事での達成感も味わいたいですし、体もきちんと整えたいし、空手も黒帯が欲しい。どれも手に入れたい。

 

残業について。自分の担当分野の仕事をキチンとこなせば早く帰ろうが遅く帰ろうが誰も文句は言いませんし何も思いません。終わらなければ当然終わるまでやります。外資は全てパフォーマンスです。

 

一歩引いてみると、そもそもカナダ人のプロフェッショナルの人でさえ、仕事に自分の全てを捧げるという価値観はありません(一部ワーカホリック除く)。彼らは色んなことを人生で達成したいんだと思います。仕事ではチャレンジを克服して達成感を味わいたい、家庭のことも子育ても楽しみたい、そして遊びも充実させたい。因みに、イクメンという言葉にはとても驚きました。父親なんだから子供の世話したり遊んだりするの当たり前なのに、と思いました。まあそれだけ会社の拘束時間が長いので無理もないのでしょう。

 

 

良い事ばかり書きましたが、職場では常にパフォーマンスを出しそれを示す必要があります。頑張ってれば誰かがきっと見てくれるなんて悠長なユニオン的発想はありません。会議を通して一回も発言しないということは当然ありえませんし(これが長期で続くと間違いなく削られます)、資料を不必要に時間をかけることもしません。会議は必要なデータや資料と、あとは会話ベースでどんどん決めていきます。また、会議は始まる時間も厳しいですが、終わる時間もダラダラやると仕切る能力を疑われます。また、仕事はProactiveな姿勢がとても大事にされます。人よりも先行して問題点を見つけ周りを巻き込み解決していく姿勢が評価されます。指示待ちでは削られます。

 

 

 

続きは明日