カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

投資で利益が出た理由:売買のタイミング

以前書いた通り、Checking Accountに当分使う予定のないお金があり、実質的にお金を失っている状態だったので、このお金を株で運用することにしました。購入したのは100%IndexベースのMutual Fund。

 

損は勿論したくないので、Tronto Stock Index (TSX)価格を昼休みに常に横目で見ていました。下記はTSX過去1年の価格推移です。これまで給料の一部で自動的にMutual Fundを購入してますが、短期でのCapital Gainを狙った投資という意味では、初めての経験でした。動かしたお金も、私の年収を軽く超えてました。でも、TSXの過去の推移をみると、売買のタイミングをきちんとすれば、損はしないと思いました。

 

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売買のタイミングはゲーム理論通り、大勝狙わず損しない投資を基本ポリシーにしました。

  1. 購入:底値である必要はないが、決して高値掴みはしない
  2. 売却:最高値でなくてもよいが、決して安売りはしない


米国中国の貿易摩擦により昨年末からUSの主要Indx同様に価格が下落し、12月にはとうとう$15,000を下回りました。過去の価格推移をみると、2017年以降この$15,000を下回ったことはありません。後でわかったことですが、実際には$14,000を瞬間風速的に割りました。しかし高値掴みでは無いことは確かなので一気に買いを入れました。購入時は確か、$14,750位だったと記憶しています。因みに、私のFundはカナダ・米国・海外のIndexが夫々1/3だったのですが、TSXとUS株の相関関係は強い、海外も米国との相関強いという理解の元、TSXの株価だけをみて購入を決めました(かなりいい加減)。

 

そして、7月下旬に入り$16,600を超える過去最高値を記録したタイミングで売却しました。勿論、これより上がる可能性は当時ありました。しかし、安売りでないことは確かだと思い一気に売却。結果的には、8か月で10%を超える運用利益が出たので失敗ではありません。ゲーム理論を活かした投資手法は正しかったと思います。このキャッシュは、暫くはBond系のIndexで運用しようかと思っています。

 

因みに、私の投資手法には条件があります。必ず自由になるお金でゲームをすることです。生活資金では適切なタイミングでの売買が出来ないからです。

 

課題があります。私の住むカナダアルバータ州ではCapital Gain(株の売却益)の半分は税金がかかります。

  • Tax対策はどうすべきか
  • 長期保有してCapital Gainを出さずに、その代わり株の上下も呑み込んで保有し続けるのか、マーケットを見ながらCapital GainのTaxを払いながらも高い利回りを目指すのか
  • Mutual FundからETFに切り替えてLow Cost運用で行くのか

今回初めてのトライでしたが勉強することが出来ました。更に新しい課題を見つけることが出来ました。とても良い循環です。