カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

MBA修士論文、売ってみた

本題に入る前に、2年間働かずに遊んでいるとどうなるか、皆さんとシェアします。

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シアトルでは夫婦で合計1年いました。家賃も$1300でしたし、語学学校に夫婦で通いましたが、カフェに行ったりテニスをしたりで過ごしました。特段贅沢をしませんでしたので、年間400-500万円位かなと当初思っていたのですが、開けてびっくり1000万円が無くなってました。贅沢なレストランとか旅行とか、何もしてないのに。お金って本当に簡単になくなるものですね。また一つ学びました。

 

そしてスコットランドエジンバラに来て、私の学費が400万円、妻もついでに大学(MBAではないですが、ビジネス系の修士)からオファーを貰ったので妻の学費が200万円、それに生活費。働かないと、お金は飛んで行ってしまいます。

 

そこで考えたのが、MBA修士論文を売れないかです。戦略コンサル時代は私のクライアントへのチャージは一日当たり30万円(私にそのまま入るわけではありませんが)。MBA修士論文は3か月ほど全精力を尽くして書きますが、一銭も入らないのはおかしいなという疑問を常に持ってました。そこで、修士論文を売ろうと思いつきました。大学に確認したところ、我がエジンバラ大学は1582年の設立ですが、そんな前例は全くないけど別にいいんじゃないという事で、売却の許可を得ました(私のUndergraduateのプライドだけ高くて使えない大学とは違います)。そこで、売るための戦略は以下。

 

  1. 売りやすくするため、図解を多数使用する。文字だけの論文なんて誰も興味を持たないし、売りづらくてしょうがない。従って、パワポをふんだんに使い図解を多用。これは私の得意技。
  2. 売却の間口を広くするため、タイトルは出来るだけ一般的にすること
  3. ターゲットは事業会社ではなく、コンサル会社。そのコンサル会社のマニュアルに使われれば良いと考えました。

日本にある戦略コンサル、IT系コンサル(IT系コンサルは、上流の戦略に憧れを持っているという読み)の20社程にお誘いをかけたところ、3社が興味を持ってくれ、一番高値の会社に売却しました。エジンバラ大学450年の歴史で修士論文を売ったのはきっと私一人だと思います(意地汚い生徒が行くところではありません)。やってみると意外と当たるものです。

 

ご興味ある方で私の名前をご存じの方は、私の名字の漢字、BSCとGoogleで入れてください。買っていただいた会社には感謝の言葉しかありません。きっと社長さんが、私が貧乏なのを知って私を助けてくれたのだと思います。感謝感謝。有難うございました。

 

今後、MBAを取る予定の方はご参考まで。Creative Financeの一事例です(笑)。但し、大学との確認は事前にしっかりしてください。