カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

知り合いが日系企業でインターン

カナダの大学で建築を勉強している日本人女性が、夏季休暇を利用し、日本に帰国し、日本の建築会社3社でインターンをして本日その話をしてくれました。

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彼女がインターンの機会を得たのは、日本の大手ゼネコンから仕事を受けるいわゆるサブコンと呼ばれる会社で、そこでインターンをしてきました。私は彼女と一緒に仕事をしたことは全くないのですが、竹を割ったような裏表のない性格でモチベーションも高く、且つコミュニケーション能力の高いとても優秀な女性だと思います。カナダでもインターンの経験があるので、彼女は日本の会社をどう見るのか、興味を持って話を聞きました。

 

仕事自体はとても面白いのに、社内や社外との人間関係の複雑さや非効率な仕事の進め方にはほとほと疲れて、私は日本では働けないといってカナダに帰ってきました。これって、彼女だけが感じたストレスなのでしょうか?彼女が感じたとても疲れる人間関係や非合理な所は以下のようです。

 

  1. 職場の同僚に、何でも質問してねと優しい言葉をかけてもらったのに、実際に質問をすると、「それは○○のファイルに書いてありますよね」と丁寧だが強烈な嫌味を喰らう。一つの疑問に答えてもらうのに、ファイルを全部読み込むためにどれだけ時間を使わないといけないんだよと怒ってました。
  2. ゼネコンの人はサブコンの人をとても見下して話をする。そして、サブコンの人は、サブサブコンを見下して話をする。ヒエラルキーがとても強い社会だと感じたとのこと。
  3. 人の流動性が全くなく、どんなに優秀でもサブコンからゼネコンに行けず、何かカースト制のようだと感じたとのこと。
  4. オフィスレイアウトは日本のオフィスの典型である島型対向型でとても仕事に集中できない。
  5. 電話が鳴ると彼女が全てその電話に出なければならず、担当者がいない場合は彼女が手書きのメモを残す。「留守電に直接メッセージを残せばよいのに。留守電の方がよっぽどニュアンスが伝わるし、機械があるのにそれを使わない意味が分からない」とも。
  6. 「あなたは他社から見ればこの会社の代表ですからその自覚を持って」と上司からよく言われたが、私は会社の代表としての給料を貰ってない。
  7. メールを徹底的に直された。内容自体は全く変わらず、あくまでフォーマット上の問題。そこにビジネス上の何の意味があるのか分からないと言ってました。

 

彼女が体験したこれらの事は、欧米かぶれの女性の勘違いなのでしょうか、それとも彼女の会社が特別おかしいのでしょうか、それとも、日本人でもおかしいと思いながらいまだに続いている日本の会社全般に言えることなのでしょうか。

 

外国人が日系の会社に抱いているイメージもこれらに似たり寄ったりで、世界中どこに行っても日系企業には優秀な社員が寄りつきません。私が以前働いたベトナムでもそうでしたし、シンガポールでもそうでした、

 

 

因みに彼女曰く、会社は最悪でしたが、会社以外では人はとても優しいし食べ物もおいしい。何で会社だけこんなにストレス溜まるんだろうとの事。

 

皆さんはどう思われますか?