カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

カナダオイル会社で働く、プロ・コン

今日はカナダのオイル会社で働く良い所、辛い所を纏めたいと思います。

 

良い所

  • 2つの生活を持つことができる。仕事を5時に終わらせ、その後、子供を習い事に連れて行ったり、勉強を教えたり、自分の趣味をするなど、仕事と私生活の2つの生活を平日でも持つことができる。
  • 仕事はとてもやり甲斐がある。オイル上流ビジネスは数千億円のお金を動かせ、環境変化も激しくとてもダイナミックな仕事環境です。また、そこで働く仲間は一流の人材が集まっているので話をしていてもとても面白い。
  • 待遇もよく休みも週7週間(ポジションにより個人差はあります)と他産業と比べて突出して良いと言えます。その他のベネフィットも良い。

 

辛い所

  • 会社にとっての唯一のステークホルダーは株主。日本のように、従業員を第一にという考え方はほとんどありません。従って、従業員は常に競争にさらされます。
  • レイオフによる不安な毎日。今回の不景気は、カナダオイル業界の歴史上、最悪といわれています。そこで働く人だけでなく、その家族の不安も大きいと思います。また、気持ちが弱っているときは、自分には退屈すぎるのをわかっていながら、日本の終身雇用が羨ましく思うこともあります。
  • 日本のビジネスパーソンと考え方が大きく乖離してしまう。仕事の進め方も考え方もカナダ人と日本人では大きく違います。カナダのやり方に適応すると、日本のビジネスパーソンと話をすると、どうしても違和感を持ってしまいます。それが私に良いことなのかは微妙です。その意味では、日本人がMBAを取ると、見える景色や考え方が変わり、日系企業に戻ってから起こる難しさと似ています。

良い所辛い所ありますが、カナダのオイル会社に入り、私が当初ほしいと思っていたものは手に入れたので満足しています。個人によって欲しいものリストは異なると思いますので、上記が皆さんのほしいものリストにあるのであれば、カナダ移住、Good Luck.