カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

お子さんには英語を習わせましょう。

ご無沙汰しております。空手の道場内での大会があったりして少しバタバタとしておりました。

 

今日はあるコンサルティング会社と面談をしました。この会社は金属資源のデータ収集及び分析をする会社で私はこの会社の分析資料を気に入っています。ただ、この会社から得たプレゼン資料とデータに疑問があったので、この会社の人とTeamsで会議を開きました。私はカルガリーに住んでいるのですが、先方の一人はイギリスのロンドン(ちなみにカナダにもオンタリオ州にロンドンという地名があります)、もうひとりはチリのサンティアゴの方でした。この会社は他にも、インド、中国、オーストラリアにオフィスを構えており、それぞれの地域にアナリストを抱えています。そして、こうやってクライアントから質問があると、それぞれの地域の専門の人が出てきて会議ができます。

 

みなさんもご存知のように日本の会社の凋落ぶりは凄まじい。気がつけば自動車以外にこれといった産業もなくなってきました。自動車もEVの世界で生き残れるかはわかりません。商社が相変わらず調子いいですが、商社の調子が良いのは日本の消費者が海外動向に無知で、構造的に高値でガスやオイルを買ってくれるという側面が多いので儲かるわけです。あまり内実を明かすと怒られるのでこのへんで。ただ、日本の総人口が減る中で商社の収益の伸びも限界がありますし、日本が商品を買わない分野で仕事をすることは目指してはいますがそれは無理があります。現状維持は難しいでしょう。

 

つまり、今後現在の子供世代がそれなりの生活をするには日本企業には頼れません。少なくともそのパイは小さいし、且つそのサイズも縮小していきます。残るは外資で働くしかありません。といっても私のように外資の本社で働くのは簡単ではないので、現実的には日本に残って日本にある外資で働くという働き方が残されていると思います。また、今日の私の会議で見たように、外資の本社自体で働く意味も実は減ってきています。どこにいても優秀な人ならTeamsで繋がって働けるようになるかもしれません。このためにも、お子さんには英語をきちんと習わせてあげてください。当然ですが、英語を習うなら英語の喋れない日本人ではなく、できれば日本語の喋れないネイティブから習ってください。また、フィリピンなどのいい加減な英語でなく、イギリスもしくは米国カナダの本当のネイティブスピーカーにしてください。事情が許すなら、カナダなどに移住してこちらの教育をできるだけ早く受けさせるのが理想なのは言うまでもありません。

 

Good Luck