カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

Justin Trudeau 首相 人種差別で大騒ぎ

昨日の夜からカナダはJustin Trudeau首相の人種差別疑惑で大騒ぎです。まずは写真を。

 

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今日のお昼に行われた会見。誤ってます。

 

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問題の写真、黒塗りの写真がTrudeau首相

 

学生の時、そして29歳で彼がドラマ先生(カナダでは演劇を指導する先生がいます。私の娘のお気に入りで、毎日クラスがあるようです)の時代に上記の黒塗りのメイクをしてアラジンを真似したそうです。

 

これがインド系や黒人の人を差別したと、昨日は飛行機の中、今日はお昼に会見、とにかく誤りまくってます。そして、ニュースのキャスターもそれはそれは深刻な事として報道しています。

 

正直私には余りピンときませんでした。日本でもラッツアンドスターという顔を黒塗りにしたグループが昔いて、黒塗りにするのって全然差別的な意味合いはなかったはずです。そこで、朝から早速同僚たちに聞きまくりました。実際どうなのよと。

 

まあ簡単に言うと、

  • 顔を黒塗りにするのは人種差別の意識は全く無い、ここ数年前から急に、してはいけない事、人種差別に当たるという社会認識に急になってしまった。そんなにいけないこととは本当は思わない。
  • しかし、Trudeauはお父さんが元首相で、彼自身も首相になることは彼も含め周りも全て思っていた。その彼が29歳にしてこんな格好をすることはいくら10年以上前の出来事とはいえありえない。彼の浅はかさが出ている。

こんな意見に略集約できました。

 

Trudeau首相は、Diversity、人種差別の撤廃、LGBTQの推進というリベラルを絵に書いたような道徳の先生みたいなことを言う首相でした。その彼が、顔の黒塗りというのは大きなスキャンダルになったようです。

 

でも、一歩引いて考えると、カナダも米国同様、Political Correctness という、周りに配慮した言動や言葉遣いが求められ、人種差別を連想させるような言葉は一切言えない雰囲気になっています。例えば、Merry Christmasは私の会社でも駄目、クリスチャン以外の人がいるから。そして、Hi Guysも最近は駄目、Guysは男性を多くの場合指す言葉で性別差別。このように、とても息苦しく、白人が本音を言えない社会になりつつあり、こんな環境で移民反対、極右のような人が出てきたら、カナダもそっちへ行ってしまいそうなヤバさも感じます。

 

10月20日の選挙まで、大人の最高のエンターテイメントは続きます。