カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

日本のMMAでも思うこと

朝倉海ってご存知ですか?日本のRizinのスター選手ですが、最近は勝てなくて行き詰まりを感じられているらしく、現在アメリカにMMAの修行に行かれていて、一週間アメリカで練習して感じたことをYoutubeで上げられています。

 

アメリカの練習環境の良さとして、一箇所で打撃、レスリング、寝技、筋トレなど全てをこなすことができる、世界中から一流選手が集まってきて、いろんな人種の色んなタイプの人と日頃からスパーリングできる、コーチの質の高さを挙げられてました。一方で、通訳を付けているものの、英語が話せないので踏み込んだ話が出来ない、友達にもなりずらいということを仰ってました。

 

格闘技ですから実際に肌を合わせるので、オフィスで働くことに比べると、交流を図りやすい、友達になりやすい環境だとカナダで働く私としては思うのですが、格闘技ですら言葉の壁を感じで行き詰まってしまうようです。

 

これって本当に典型的な問題だと思うんですよね。私はカナダの会社なので、カナダの会社ってまあいっても8割9割はカナダ生まれカナダ育ちの人たちです。でも1割2割は私のようにカナダ外で生まれ育ち教育を受けて、プロフェッショナル職としてカナダの会社で働いています。やはり生まれ育った環境が違うので得意苦手分野がことなり、会社として良い相乗効果が生まれます。でも、絶対に不可欠なのが当然英語力です。絶対不可欠要因として挙がることも憚れるほど当たり前なので口に出すことがないくらい。

 

おそらく朝倉海さんは格闘家として米国の練習環境では本来十分認められる人だとは思います。でも、言葉ができない人とわざわざ友達になろうとする人はいないしまして手を差し伸べる人もいないと思います。だって、友だちになろうと仮に思っても、会話が続かないんじゃじっとお互い黙っているだけだからね。

 

日本は日本語という世界でも特殊言語故に海外の人が中々入ってこれないし、逆に海外に行っても言葉の壁で溶け込めない。従って結局日本という狭い世界に戻らざるを得ない、これでは成長しようがありません。私が最も腹が立つのが、海外でほんとうの意味で戦ったことのない人が、英語は重要じゃない、話す中身が大事なんだと偉そうに語ることです。これは聞いていて心地いい響きがありますが、現実は朝倉海さんのように行き詰まってしまう。格闘技でさえそうなんだから、言葉を武器とするビジネスで海外に出るなんて英語なしでは無理なんだよね。まあ日本企業の駐在員は海外にしても結局は日本人同士でやってるから英語はそんなに必要ないんですけどね。

 

発展を望むなら、日本の英語教育を抜本的に変えないといけないと思います。英語を喋れない日本人の英語の先生が教師としている限り、日本の英語教育に未来はないし、日本に未来もない。せいぜい海外が驚愕というヤフーニュースをみてニヤニヤするのが関の山です。

 

日本には変わってほしい、俺のプライドであり続けてほしい。