カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

忍び寄る影

職場は今日も、人が集まれば来週火曜のレイオフの話で持ちきりです。

 

私は朝8時から9時の間に決すると思っていのたですが、実際にはお昼くらいまでかかるようです。同僚の話によると、当日はこんな感じのようです。

 

人事はそんなに人数が居ないので、レイオフにはコンサルタントと呼ばれる外部の人が多数雇われます。その人が、Do you have minutes?と自分のオフィスに来たら、人事が予約している会議室に連れて行かれます。そこには自分の上司が待っていて、Your service is no longer requiredという言葉でレイオフが言い渡され、パッケージの説明に入ります。まあこの業界の常識では、1年働いたら一ヶ月分の基本給、10年働いたら10ヶ月分の基本給と、Extended Insurance(州の保険でカバーしない歯医者や様々な医療をカバーする保険)が1−2ヶ月つくそうです。

 

一人あたり30分ほどかかるので、1時間でせいぜい2人。私の会社は40F なので、一フロア2個の会議室だとすると、1時間でレイオフ出来るのが、2 people x 40 floor x 2 meeting room = 160 people 。400人から500人のレイオフとなると、3時間前後、つまり、お昼前までレイオフは続くんだそうです。朝一で呼ばれるのもきついけど、オフィスで仕事してるのも辛いね。また、使用する会議室はレイオフされる人がいるフロアとは別のフロアの会議室を利用するので(同僚の目があるので違うフロア)、マネージャー達も慣れないフロアの会議室を探してウロウロし、外部のコンサルタントは会議室の場所なんて知らないので彼らもウロウロし、レイオフされる人はいるわで、かなりのカオスなのだそうです。

 

オイル会社は既に半分の人は2014年以降のオイル価格下落によりレイオフされてるので、残っているのはほぼ優秀な社員ばかり。エンジニア会社やドリル会社なのでサービス系は8−9割はレイオフされていると聞きます。まあ、ある意味ドラマティックな一日となりそうです。

 

レイオフが言い渡されると暴れだしたり、大声を出したりする人がいるようですが、もし私がレイオフされたとしても、Proud Japanese Manとして、きちんと感謝の言葉を述べて去りたいと決めています。そして、火曜日まで仕事に集中しずらいのは事実ですが、プロフェッショナルとしてやるべきことはやりたい人間でいたいと思います。

 

なんか、レイオフ決意表明みたいになってしまいました(笑)。

 

それでは皆さん良い一日を。