カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

審判の日 イブ

さて、いよいよ来ます審判の日、明日です。

 

今日の仕事に直接関わるメールは2通のみ。全社誰も仕事をしていません(人事以外ね)。上司も仕事を頼んではきませんし、彼から誰かに話しかけることは皆無です。そして、部門長の部屋はずっと閉じられたままで、人事や他の部門長が忙しく出入りして部屋を閉め切っていました。

 

ある意味会社中で全社員同じ思いを抱いた一日だと思います。自分の上司が仕事を頼んできたら次の日がある、上司が自分に目を合わせてしゃべるのか、などなど。だからそれを知る上司たちは誰にも話しかけないし誰にも仕事を頼まない。

 

今日は2月にレイオフされた友人がイギリス系のコンサルティング会社に就職先が決まったのでお祝いにランチに行ってきました。良い会社です。私に合った開口一番、「知ってるよ」。そう、私の会社の話はカルガリーのオイル業界では誰もが知っていることになっているようです。

 

私の会社は5段階評価ですが、1は即クビ(LayoffでなくFireですね)、5は即昇進となるので、1と5はほぼありません。一年前までM&Aチームに居たのですがここでは4をずっと取っていたので良い方でした。しかし、一年前に今の新しい部門に移ってきて一つ昇進し、その半年後に年末評価があり新しいカテゴリーで評価は3、普通です。2は当然駄目ですが、3はヤバイかもしれない、それとも、それまで4をキープしていたので、今年の3は見逃されるか、私はMBA持ちですが、こちらのProfessional Engineerに申請中で、P.Engステータスは未だ持っていない、これはエンジニアとしてバッテンがつくのか、今日部門長との立ち話で、彼は私の目を一度も見なかった、これは明日レイオフのサインなのか、考えれば考えるほど思考は終わりの無い堂々巡りを繰り返します。そして誰も考えていることは一緒。

 

考えても仕方ないことは考えないほうが良い、と言います。そして私もそう有りたいですし、クールでいたいですが、私にはその成熟には至っていないようです。

 

一方、レイオフというのは、自分のパフォーマンスに問題が合ったのか、上司と反りが合わないのか、部門ごとなくなくなる単なる不運なのか、色んな理由があるにせよ、方向転換の良い機会でもあります。また、今回仮に乗り切っても、オイル業界を囲む環境は日々悪化しており今後もレイオフは続くでしょう。いずれにせよ、明日は堂々と冷静に振る舞い、日系の会社では経験できないとてもドラマティックな経験をさせてもらってるなというポジティブな思いで望みたいと思います。難しいけど(笑)