カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

自宅と生命保険の購入について考える

トランプさん、上手いことやりましたね。皆さんご既承の通り、彼は現在、議会でImpeachment(弾劾)にかかっており、ヤバそうなところに来ていました。彼のいつものやり方で、やばい時にはもっとやばいことを作って皆の視点をよりやばいことに移しちゃえということでイランの偉い人を殺してしまいました。米国とイランの戦力差を考えると戦争などになるはずもなく、面目を保つためにイランも攻撃したものの、今からロケット米軍基地に打ち込むよーということを間接的にでも米国に知らせてあげて、結果被害はほとんど無い状況。全てトランプの計算通りというところでしょうか。Impeachmentのニュースは全く無くなりました。政治とは恐ろしいですね。この辺の事情は日本でも報道されてるのでしょうか。

 

それはさておき、今日同僚と話をしていて自宅の価格がどれだけ上がったかという話になりました。彼は自宅を2004年末に$250,000 にて購入し、現在の価値は$600,000くらいだそうです。15年で3倍弱になったわけですから、なかなか良い投資と思えます。カルガリーはオイルタウンですから、このような極端な値上がりが起こったわけで、日本ではこのようなことはまず起きないと思います。また、不動産屋さんは住宅購入は人生で最大の投資なんていいますよね。でも、簡単な算数が出来る人なら、彼のようなとてもラッキーな人でも、これって年利にすると6.0%なんですよね。6.0%って、北米の株式市場で運用するとすると良くは無いんです。従って、このような極端な場合を除き住宅購入を投資とは私は呼びません。何故住宅の話題になったかと言うと、最近子供の学校の関係でダウンタウン近辺への引っ越しを考えてるのですが、そこそこの家に引っ越しとなると、かなーり高いのです。無理してそんなお金を家にかけるなら、小さい家に住んで残りを株式市場に回したほうがよっぽど良いって頭では理解してるんですけど、家族持ちになると難しいものです。さて、どうしましょう。

 

お金の使い方に関連してですが、私は昔から本当に疑問でしょうがないのが、何で生命保険で掛け捨て以外を選ぶ人がいるんでしょうか。昨日のブログでも書いたのですが、金融商品は複雑になればなるほどブラックボックス化され、その会社やセールスマンが抜くわけです。保険って何かのときにお金を貰うわけですから、保険会社が取るリスクに対して料金を支払うのは当然です(これが掛け捨て部分。しかし、それに積立てなどをくっつけてしまうと、一見お金が戻ってくるようには見かけ上見えますが、支払い分のどの部分が保険料でどの部分が積み立てたのかがわからなくなるので、確実に抜かれます。保険屋さんには保険料を、投資のための積立ならファンドやETFを買うなど、きちんと分ければ購入商品が透明になりますから抜きがしづらくなります。勿論、節税対策などであえて複雑な商品を買う人がいますが、それはここではおいときましょう。私が新入社員のときに、同期の何人かが保険レディーの言われるままに保険やら積立やらぐちゃぐちゃになった保険商品を高額で買って、保険レディーにお寿司に連れて行って貰ったとか行って喜んでるのを見て、その寿司お前の金だぞと突っ込んであげたりもしたのですが、少し考えれば誰でもわかるはずなのに、何故その仕組みがわからない人がいるのか未だにわかりません。

 

毒舌お許しを。