Bloomberg: 2021年のマーケットは素晴らしいという記事
2020年12月23日のBloombergの記事で、
Markets have infinite reasons to be cheerful
という記事が出ていたので少し古いのですがご紹介します。結論から先に言えば、株式、ビットコイン、債券、あらゆる資産に2021年も引き続き自信をもって投資しなさいという記事です。
下記は、FEDのQuantitative EasingによるFEDバランスシートのサイズです。2020年に約$4Trillionから＄７T に上昇し、2021年末には$8.5T まで上昇します。これは、FEDは$1.5T のQEを2021年に行う事を既に約束しているからです。
FEDによるQEプログラムに加え、2020年末にUS政府は$900Billion の経済刺激策を行います。つまり、2021年には$2.4T のお金がマーケットに流れることになります。FEDのバランスシートに置き換えると、更に34%上昇することに相当します。
この記事では、無限に発行されるキャッシュが有限の資産である株式、債券、はたまたビットコインに流れ込むので、2021年は安心してこれらの資産に投資しなさいという記事になっています。また、投資の鉄則として、FEDには逆らうな、FEDの流れに乗りなさいという事も書かれています。QEが行われるとはキャッシュの価値が下がるという事、これは、FEDは株式や貴金属を含めたCommodityに投資しなさいと投資家を促しているのであり、逆にキャッシュやUS Treasury Billには投資するなという事を意味しています。
私の昨日の記事で、2020年のQEにより一番資産価値が上がったのが金、次いでS&P500、そして2%ほどTrasury Billとなっています。因みに、私はビットコインは投資対象から外しているので分析していません。さて、2021年はどうなりますか？
私の現時点での金融資産のポートフォリオは62%株式、21%金と銀、債券3%、キャッシュ15%とものすごくアグレッシブなポートフォリオになっています。まあ市場の状況を常時ウォッチしながら対応したいと思います。但し、将来すぐにUS Treasury Billを変えるように、現在カナダドルで保有している株式を、US$ベースに変更したいと思います。
最後になりますが、Georgia州のSenateの選挙、Statsによると民主党が2議席とも取るとのデータがとても僅差ながら出ています。もしそうなると、上下院、大統領全て民主党となり、明日1月4日はUSの株価はやばいですね。
