Portfolioの勉強3(Bondのベストな割合)
前回までに、ポートフォリオにBondを組み込みRebalancingを行えば、Volatilityを下げながら且つ利回りを上げることができることを検証しました。さて、今日は、具体的にはどんなBond ETFを買うべきか考えました。Youtubeやネットで下記の商品をリストアップして調べました。
この表を見るだけでいくつかのことがわかります。
- 米国市場、カナダのTSXとは規模が違います。流動性の高さは米国の魅力です。
- TSXでは、11年満期の商品が一番人気が高い。USではBNDの8.3年、LQDの9.6年が人気が高い。ザクっと10年満期位が需要が高いようです。
- 満期が長期になると、NAVが下がる。
それでは、チャートで価格推移の特性を掴みましょう。
これは2015年から直近までのTLH(平均19年満期)、TLT(14年)、BND(8年)をS&P500と比較したものです。予測通り、Volatilityは満期が大きくなるにつれて大きくなります。ただ、このチャートだけ見ていると、満期の長いTLHが一番良いように見えるので、別の期間を見てみます。
これは2009年から2014年までのチャートです。これを見ると、やはり満期が長くなるにつれて下方向へ大きく価格が触れています。最大の下げ幅が2014年と比べると、TLHは22%下落、TLTは9%、BNDは3%となります。
私はポートフォリオの中でStockのVolatilityの高さを抑えるためにBondを持つのが目的です。単体ではありますが、株価が上昇しているときに22%の下落は見たくないなと思います。せめて、9%ならOKかな。BNDは本当に平坦すぎて、Stockとの逆相関も期待できないのでただ単にPortfolioの収益を下げるだけなのではと思います。つまり、この3つの中ではTLHはVolatility高すぎ、BNDはただ収益を下げるだけ、TLTであれば価格が上がって9%価格下落でも受け入れられるし、株価との逆相関があるのでRebalancingによりポートフォリオ全体の収益も上げられるのではないかとの仮説を持ちます。
次回は、数字で私の仮説が正しいのかを検証しましょう。