カナダ外資系日記

海外就職、海外で働く、株式投資について書きます。

2020年の投資信託運用実績

本日、日経新聞に、2020年の日本の投資信託の運用実績を纏めたグラフが出ていたようです。私は日本の新聞は購読していないのですが、Dan TakahashiさんがYoutubeで紹介していたので、もし見ていない方のためにご紹介します。

 

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プラス5%以上のパフォーマンスを出したところがなんと27%しかいない。約四分の一ですね。少し驚きました。そして、パフォーマンスがプラスということであれば半分超。逆に、ネガティブのパフォーマンスが半分弱、今年はコロナはあったもののS&P500が年初から10%上がっているのに、正直信じられないですね。S&P500を超えるパフォーマンスを長期で出すファンドは全体の15%以下と良く聞きますが、単年でこれですから、私は投資信託に自分の資産を預けるつもりはありません。

 

本日たまたま私自身の全金融資産をエクセルに纏めたところ、私の今年の運用利回りは7%でした。上のグラフを見るに、上位25%に入っているといえると思います。上記の投資信託は日本の投資信託なので、米国とカナダ株を中心に運用している私の実績と比較すること事態がおかしいというツッコミもありだと思いますが、投資は世界どこからでもできるし、日本の投資信託だから日本株を中心になんて誰も決めたわけでもないので、私の投資実績と比較してもおかしくはないでしょう。

 

私のエクセルを見ると、株が75%、金と銀が15%、キャッシュが10%と極端に株式よりです。株式の殆どはS&P500、Dow Jones及びNasdaqのインデックスです。一部カナダのTSXインデックスやその他細かいものがありますが。この米国及びカナダの株式インデックスは多くの利益を出していましたが、金と銀の利益はとても少なかったです。私のような投資を始めた人間が上位25%に入るというのは少し変な気もします。でも、ここから私が学ぶことは、

  1. 私のような素人投資家の長期資産は米国インデックスを中心に行う。個別株は少額のお遊びとして行う。
  2. 長期投資の頻繁な売り買いは行わない。恐らく上記投信で私より運用実績の低かった75%の投資信託は、コロナによる株価下落のときに売却してしまったのかもしれません。
  3. キャピタルゲイン狙いの投資を行い、配当などのインカムゲインは狙わない。上記で低いパフォーマンスの投資信託REITを含んでいたとのことです。まあ株価なんて下手すれば一日で5%下がるなんてあることですから、配当は狙いません。私の知識では、高配当の会社は成長を諦めた会社、ろくなもんじゃありません。
  4. 私が今年損を出したのは全て損切りしたもの。私は素人なので待てます。もし損切りしなければ全て利益が出ていました。今年経験して私が現在行っている短期投資は、長期投資で保有していてもマクロ分析的に上昇が期待できるもので且つチャートがきれいなもの。このような投資であれば仮に株価が下がっても、長期保有だと頭を切り替えて保有を続けられます。マクロ分析的に正しければ株価はいずれ上がりますから、損切りは基本しない。

さて、2021年ですが、私のポートフォリオは余りにキャッシュや国債の安定部分が少ないので少し増やすつもりです。昨日、米国の10年債Yieldが上昇していて債券価格が下落中という記事を書きましたが、これと反することなので気乗りはしません。ただ、株価下落に備えて其の際に株式を買います為には仕方ないとも思います。また、これは考え中で勇気がいるのですが、一部株式をコモディティに振り当てようと思っています。わざわざ今儲かっている株式を売却して、今年あまり利益の出ていないコモディティに振り分けるのは少し勇気がいるのですが、もう少し勉強してより自信を持てたら振り分けようと思います。