1人当たりGDP国別ランキング。日本は26位。
今日は面白いデータをお見せしましょう。今年10月にIMFが発表した一人当たりGDP国別ランキングです。簡単に言えば、この一年で一人当たりどれだけの経済価値を生み出したかを意味するものです。左側の数字が2020年、右側が2021年なので、右側をご参照ください。
上位はルクセンブルグ、アイルランド、スイス、ノルウェー、米国となってます。私が住むカナダは15位、日本は26位です。日本は昨年の24位から2つ順位を落としてます。また、日本のすぐ下を見ると、イタリア、韓国、プエルトルコ、ブルネイという国が並んでいます。
地域別にみると、アジアではシンガポール、香港、マカオについて日本は4位となっています。また、上から順番に見ていくとわかりますが、上位20位にヨーロッパは13か国入っています。ヨーロッパって経済的には停滞しているイメージを持っている方が多いと思いますが、実際には日本より経済的には進んでいることがわかると思います。
日本はGDP世界3位でありG7のメンバーです。これらの報道から日本が先進国と勘違いしてしまいがちですが、これは単純に日本は人口が多いので規模が大きくなりますが、一人当たりでみると世界26位、先進国ではありません。日本は労働人口が減り続けるのでこの順位も更に下がり続けます。
ある意味、中国と似てますね。規模は大きいけど一人あたりは豊かではない。残念ながら日本はこういう位置づけです。